• "質問順位"(/)
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  1. 松浦市議会 2021-06-01
    令和3年6月定例会(第2号) 本文


    取得元: 松浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-10
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯ 議長(久枝邦彦君)  おはようございます。  吉冨議員から遅刻届が出ております。  出席議員は定足数に達しております。  これより、議事日程第2号により本日の会議を開きます。  日程第1 市政一般質問 を行います。  さきにお手元に配付しておりました質問通告表によりまして順次登壇を願いますが、ここで念のため申し上げます。  登壇順位につきましては、  7番・徳田議員    10番・安江議員  3番・武部周清議員  14番・鈴立議員  8番・宮本議員    6番・神田議員  2番・和田議員    4番・山崎議員  5番・川下議員  以上の順序となっております。  今回の質問者の質問方法は、全員一問一答方式となっております。  質問要領につきましては、質問時間は答弁を含めて1人60分以内とし、関連質問は、本質問者と同一会派に属する議員にのみ認めるものとし、本質問者の時間の範囲内で、1人当たり5分以内、今会期中1回限りとなっております。  また、関連質問は、本質問者の質問要旨に直接かつ具体的に関連のあるもののみ許可することといたしております。  発言に当たっては、初めに関連する事項を明確に指摘されますようお願いいたします。
     それでは、質問順位に従い、7番・徳田議員の登壇を願います。  (徳田議員 一般質問席 登壇)(拍手) 2 ◯ 7番(徳田詳吾君)  おはようございます。  清風会の徳田でございます。  1日目の1番目、今回で27回目の一般質問になります。1番目は3回目ですが、トップバッターは緊張いたします。朝の爽やかなうちに、前向きな回答をよろしくお願いいたします。  新型コロナウイルス第4波の緊急事態宣言も延長になりました。担当課の皆さんは、国の指導の下、日々変わる状況に努力され、大変頑張っておられるようですが、過労死などにならないように体に十分気をつけてください。ワクチンの接種も始まり、早く終息してほしいと願うものです。今後ともワクチンの接種に向け、対応が大変な時期であります。まだまだ気を緩めずにいなければならないと思います。  それでは、質問に入ります。  第1項目めは、松浦魚市場施設再整備工事についてであります。  4月3日の松浦魚市場施設整備完成落成式は、新型コロナウイルス禍の中で大変な時期でありましたが、盛大に執り行われ、今後の活用に期待を持ったところです。当日は9時30分からの施設見学会に参加をし、施設が立派に完成しており、うれしく施設を見せていただき、写真を撮らせていただいておりました。  まず、床面のコンクリート舗装クラックについてお尋ねをしていきたいと思います。  ふと床を見ますと、えっと思いました。床にクラックが走っていました。そこだけかと思いながら見て回ると、あっちこっちにありました。最初は写真を撮っていたのですが、あまりに多くて撮るのをやめました。当日はきれいにじゅうたんが敷いてありましたので、多分その下にもたくさんあったのではないかと思います。  原因についてはどのように考えておられますか。 3 ◯ 都市計画課長田中敬三君)  お答えいたします。  荷さばき所床面クラックの原因につきましては、コンクリートの打設環境などの複合的な要因で発生したものと考えられますが、主な原因はコンクリートの特性で硬化する過程において発生する乾燥収縮によるものだと思っております。  床面の構造については、一体的に床面を構成する必要があり、伸縮目地を設けることができないため、外構等で施工するコンクリート舗装より乾燥収縮などによるクラックは発生しやすい状況です。クラック発生を低減する添加剤の混入、打設後の養生及び誘発目地の設置など、可能な対策は実施しておりますが、クラックが発生している状況でございます。 4 ◯ 7番(徳田詳吾君)  それだけ対応しとって出るというのはちょっとおかしいんじゃないかと思うんですけども、建築主体工事設計監理者施工業者はどこになりますか。 5 ◯ 水産課長(戸塚 悟君)  工事監理業務委託者につきましては、株式会社和田設計でございます。  また、施工業者につきましては、1期工事と2期工事に分かれており、まず、建築工事の1期工事ですが、株式会社上滝佐世保支店です。2期工事は、株式会社上滝株式会社堀内組下條建設株式会社松浦地方卸売市場松浦魚市場整備荷捌き所I・II・III工区新設工事(建築)特定共同企業体でございます。  以上です。 6 ◯ 7番(徳田詳吾君)  床面を工事したのはどこになりますかね。 7 ◯ 都市計画課長田中敬三君)  3者JVである上滝・堀内・下條建設でございますが、メインに上滝建設のほうが担当されたと聞いております。 8 ◯ 7番(徳田詳吾君)  下條建設ではないんですか。 9 ◯ 都市計画課長田中敬三君)  聞き取りによりますと、下條建設さんは外構等のほうの仕事をされたということで聞いております。 10 ◯ 7番(徳田詳吾君)  下條さんは外構のほうということですけども、和田設計は福島の小学校と共有棟を建築した会社ではないですか。また雑な設計監理をしたんではないですか。その辺どうですか。 11 ◯ 都市計画課長田中敬三君)  和田設計、監理業者においても、適宜コンクリートの打設時には立会いを行い、材料及び品質の確認は行っております。よって、適切に施工はされているものと考えております。 12 ◯ 7番(徳田詳吾君)  現地を見たときに、施工目地は思った以上にしっかりと入れてあるんですよね。ですから、クラック防止は当然されるべきと思うんですけれども、そういっても現にクラックが入っているんですよね。  床面のクラックがない場合、通常の一般的な耐用年数については何年ぐらいと考えておられますか。 13 ◯ 水産課長(戸塚 悟君)  荷さばき施設におきましては、建築法定耐用年数表によりますと、鉄骨造りで31年となっております。  以上です。 14 ◯ 7番(徳田詳吾君)  37年ですか、31年。(「31年です」と言う者あり)31年ですね。  総事業費と市の負担額、起債額についてお尋ねをしますが、どうなっていますか。 15 ◯ 水産課長(戸塚 悟君)  事業費につきましては、全体事業費が76億8,000万円となります。また、市の負担につきましては、39億4,000万円が地元負担でございます。  以上です。 16 ◯ 7番(徳田詳吾君)  これは財源といいますか、先ほど言いましたように起債かどうか、その辺どうですか。 17 ◯ 水産課長(戸塚 悟君)  先ほど言いました39億4,000万円が地元負担でございまして、受益者からの負担金を除くおよそ36億6,000万円が市場事業債による借入額となります。  以上です。 18 ◯ 7番(徳田詳吾君)  今後の返済計画はどのようになっておりますか。 19 ◯ 水産課長(戸塚 悟君)  償還期間につきましては、5年据置きの25年償還となっておりまして、その起債総額は36億5,680万円となっております。  以上です。 20 ◯ 7番(徳田詳吾君)  先ほど一般的な耐用年数で31年ということで答えていただいたんですけども、その耐用年数の間でほぼ返済するという計画ですね。そういうことでいいんですかね。 21 ◯ 水産課長(戸塚 悟君)  そのとおりでございます。  以上です。 22 ◯ 7番(徳田詳吾君)  この床面のクラックを考慮した場合の耐用年数は何年と考えておられますか。通常の場合とは全く同じにはならないと思いますけれども。 23 ◯ 都市計画課長田中敬三君)  適宜しっかりとした補修をしまして、31年ということで考えております。 24 ◯ 7番(徳田詳吾君)  当然、発生後の対応といいますか、私が言う前から多分見ておられたと思うんですけれども、何か手直しをされたということでちょっと耳にしたんですけれども、発生後の対応については何か対策は行っておられますか。 25 ◯ 水産課長(戸塚 悟君)  現在発生しているクラックにつきましては、5月末の休市日に合わせ、補修を行っております。  以上です。 26 ◯ 7番(徳田詳吾君)  4月3日に私が見たときには、このままでよいとは思いませんでしたけれども、これでよいと思われたんでしょうか。 27 ◯ 都市計画課長田中敬三君)  クラックの補修については、今、施工業者が対応いたしておるところですが、今後、竣工後1年及び2年の施設点検での状況を踏まえまして、施工業者と協議の上、必要な補修を行うこととしております。 28 ◯ 7番(徳田詳吾君)  そしたら、検査の状況についてお尋ねをしますけれども、どのような検査を行われましたか。特に、建物の躯体じゃなくて、床面のことを中心にお願いします。 29 ◯ 都市計画課長田中敬三君)  まず、全体的なところで、工事の検査につきましては、国土交通省監修公共工事標準仕様書に基づき、形状、寸法、品質、そして出来栄えについて、工事監理業者により段階的な検査を実施しながら、最終的には市の職員による検査を実施している状況です。  クラックにつきましては、クラックスケール及びクラックゲージによりクラックの状態を検査しているところでございます。  以上です。 30 ◯ 7番(徳田詳吾君)  福島の学校のときも最初はそういうふうな状態で答えられたんですけども、そのときはコア抜きは必要はないと思われていたんですね、最初はね。文教厚生常任委員会の現地調査では、コア抜きを行って検査、確認をされました。コア抜きはしないんですか。 31 ◯ 都市計画課長田中敬三君)  クラックの調査に関しては、躯体への影響を考慮し、非破壊検査で検査を行いたいと考えております。  床面のコアを抜き取った場合、コア抜き後の補修箇所の経年劣化によるコンクリート及びコア詰め材の剥離、せん孔箇所への海水の侵入によって鉄筋の腐食が発生することが考えられるため、長期的に見て、コア抜きによる検査は適切ではないと考えております。 32 ◯ 7番(徳田詳吾君)  私が聞いたところでは、鉄筋までさびが届いたらいけないということで、通常よりは鉄筋までのかぶりを多く取ったということで、たしか50ミリは取ってあると思うんですね。ですから、鉄筋に当たるまでのところで止めて取れば、一定のクラックの状況というのは分かると思うんですよね。これはやっぱりしてもらわんといかんと思うんですけど、その辺どうですか。 33 ◯ 都市計画課長田中敬三君)  状況を考慮しまして、破壊検査は行わないつもりでございます。 34 ◯ 7番(徳田詳吾君)  福島の学校のときも、そう言ったじゃないですか。それで、取ったら奥まで行っとったじゃないですか。信用できるもんですか。  そして、このコンサル、同じコンサルなんですよ。同じコンサルの言葉が信用できるんですか。福島の学校工事では、今後この工法は使いませんと発言してあるんですよ。そういうふうに聞いております。福島の学校を試験台にしたのかと言いたいですよ。無責任な発言ですよ。こんな監理をする会社が信用できますか。どうぞ。 35 ◯ 都市計画課長田中敬三君)  我々市の職員以上の技術を持ったところでございますので、信用して監理のほうはしていただいております。  以上でございます。 36 ◯ 7番(徳田詳吾君)  信用できるもんですか。  大体工事が終わったときは工事及び監理業者の評価をするわけですけど、評価点数はどういう評価をされましたか。 37 ◯ 都市計画課長田中敬三君)
     工事及び業務の成績評定については、松浦市建設工事成績評定要領、松浦市建築工事監理業務委託成績評定基準に基づき、施工体制、施工状況、検査、寸法及び出来栄えについて評価を実施いたしますが、現在、評定中でございます。 38 ◯ 7番(徳田詳吾君)  きちっと評価してくださいね。  それでは、HACCP対応についてお尋ねをいたします。  市長の市政概況報告に「再整備が完了した松浦魚市場については、EU向けの輸出水産品を取り扱う施設として認定を受けるため、本年度コンサルタントによる支援を受けながら準備を進めてまいります」と述べてあります。  HACCPの考え方を取り入れた衛生管理のための手引書、これは案ですけれども、卸売市場水産物卸売業として、公益財団法人食品等流通合理化促進機構から出されているものがあります。これの資料3では、食品衛生法が改正され、2020年4月からは原則として、全ての食品事業者一般衛生管理に加え、HACCPに沿った衛生管理の実施が求められることになりましたとあり、15ページに、清掃・洗浄・メンテナンスの手順の中で、卸売場、ウエットの場合の清掃・洗浄の手順として、1)ほうきやブラシで残渣やごみを除いた後、床を洗い流す。2)水たまりがある場合は、かき出し、床面をできるだけ乾燥させる。メンテナンス手順として、床に亀裂や塗装の欠落、水たまりになりやすい箇所がないか確認するとあります。床に亀裂や塗装の欠落ですよ。  HACCP対応で施設の整備を行った施設に、クラック、亀裂があってHACCP対応ができるのかどうか、その辺どうですか。 39 ◯ 水産課長(戸塚 悟君)  HACCPにつきましては、EU向け輸出水産食品の取扱要綱に記載の認定基準によると、床の表面は良好な状態に維持管理し、洗浄及び必要に応じて消毒が容易でなければならないと記載されております。  EU向け等HACCP認定申請支援業務を行っている漁港漁場漁村総合研究所の方に確認したところ、床の一部にクラックが発生していることについては、床を清掃により正常に保てれば問題ないとの回答を得ており、改めて今月下旬に現地を見てもらうこととしております。  以上です。 40 ◯ 7番(徳田詳吾君)  あれが床の一部なんですか。たくさん入っておるのに。床の一部じゃないと思う。よくその辺は見てもらってください。  今後の対応についてお尋ねをいたします。  今後どのような対応を取るのか。 41 ◯ 水産課長(戸塚 悟君)  HACCP認定申請につきましては、専門家の支援を受けまして、講習会の開催、衛生管理計画の策定、認定申請書類作成等に助言、指導をいただきながら、年度内の認定に向け、準備を進めてまいります。  以上です。 42 ◯ 7番(徳田詳吾君)  HACCP対応できる施設となるようにはどのようにするのかと聞こうと思いましたけども、今答えられましたので、それでやってもらいたいと思います。  ぜひともHACCP対応できる施設になるような対応をしていただきたいと思います。あわせて、今後については主管委員会である産業経済常任委員会に対応をお願いしておきたいと思います。  会派の政務調査で、平成30年7月30日に東京都中央卸売市場、豊洲市場を視察研修させていただきました。10月11日の開場前の施設で研修を受けた後、施設も視察させていただきましたが、大変すばらしい施設でした。こういうところではHACCP対応ができるのではないかと思いました。床を除けば、松浦魚市場もすばらしいものができておりますが、市長も水産課長も一度見られたらと思います。  2項目めは、福島港湾多目的グラウンドについてであります。  現在の状況について。  3月18日に福島地区の子ども野球チーム監督より、福島港湾多目的グラウンドの整備をしてほしいとのことで、現地立会いを行いました。4月24日、25日に第5回つばき杯争奪少年野球大会を開催するので、グラウンドの整備をお願いしたいとのことでした。翌19日に水産課にお願いし、4月6日に長崎県を含めて現地立会いをしていただきました。県は予算がないとのことで、砂の材料支給で、関係者で散布をしてほしいとのことで、関係者で内野のみ散布し、大会は市内外より23チームが参加して、盛会裏のうちに無事終わりました。よそのチームにグラウンドの感想を聞いたところ、おかげさまで好感触を受けました。早急に対応をしていただきまして、大変ありがとうございました。関係者に代わりましてお礼を申し上げます。  しかしながら、グラウンド全体に不陸、傾斜があり、雨で砂が流れやすい状況にあります。  福島港湾多目的グラウンドの整備ができませんでしょうか。 43 ◯ 水産課長(戸塚 悟君)  施設の改修整備の件でございますけれども、現在、維持管理におきましては、軽微なうちについては県から委託を受けていまして、その対応をしております。ただ、委託費を超える大規模な改修につきましては、県への要望が必要となっています。  近年では、平成28年度に県へ要望し、海側のバックネット等の改修を行っている状況でございます。  先ほど言いました現在のグラウンドの状況につきましては、4月上旬に徳田議員立会いの下、県の担当者に現地確認を行っていただいておりますが、グラウンドの一部に砂の流れによる不均衡が生じているということから、当面の対応として、県が4月下旬に砂を搬入していただいたところでございます。  市としても、今後はグラウンドの状況等を確認しながら、整備手法等を含め、今後も県へ要望してまいりたいと考えております。  以上です。 44 ◯ 7番(徳田詳吾君)  この場所は、老人会のグラウンドゴルフ大会や消防団の訓練などにも利用されております。また、全国大会に行きました玄海町の硬式野球チームに参加している福島の子どもたちも、練習のない日はここで自主トレーニングをしているそうです。ほかにもいろんな方たちが利用されております。ぜひとも松浦市のほうから長崎県に整備のお願いを、実現できますように強く要望をよろしくお願いしておきます。  3項目めは、水道料金の均一化についてであります。  検討結果ということで、昨年9月議会で質問した折、一般的家庭の水道料金の最低と最高の差は20トン当たりで1,926円、1.76倍ある。年間2万3,000円を超える。松浦市公営企業会計決算審査意見書では、地区による異なる水道料金の調整、見直しを検討し、適正な料金設定と財政基盤の強化を図っていく必要がある。また、経営分析にも経営状況が良好であると述べられております。  水道料金の均一化を求めたところ、市長は水道事業は黒字を出しているが、アセットマネジメントを行って料金設定を行う必要がある。その時点で格差解消を可能な限り努めたいと答えてある。そのための予算を昨年6月議会で議決してある。私の記憶違いで、3月末で調査が終わると思っていたところ、今年度いっぱいかかるとのことでございました。  アセットマネジメントの途中経過はどのようになっておりますでしょうか。 45 ◯ 上下水道課長(近藤寿一君)  今の議員がおっしゃいましたアセットマネジメントですけれども、昨年11月に契約を結びまして、一応今年度いっぱいということで、令和4年3月末までの工期で、今、業務委託をしているところでございます。  実際に全ての松浦市内にあります浄水場であるとか配水池、あるいは送水管、配水管、そういった管路を含めたところで、昔の上水、あるいは昔の簡水、今統合しておりますので、そういったところの施設を全て台帳等の整備であるとか、現地へ赴いての具体的なそういったふうな設備、あるいは管路の埋設の状況であるとか現地調査を今やっていただいている状況にございます。  そういったことから、そういったのがまとまり次第、台帳整備、あるいは今言いましたように、来年度以降の具体的な更新、あるいは修繕、かなり耐用年数に近いもの、通り過ぎているものがございますので、計画的、年次的にどういうふうな整備をやっていけばいいかといったところの検討材料を今業者のほうに詰めていただいている状況にございます。  以上です。 46 ◯ 7番(徳田詳吾君)  途中ということで、結果が出ていないので、難しいと思いますけれども、想定すれば、今後どのような方法で均一化を図る考えがあるでしょうか。 47 ◯ 上下水道課長(近藤寿一君)  おっしゃるとおり、同じ市民の方が同じ水を使っていて料金が違うというのは、やっぱりちょっと理不尽じゃないかというか、そういうふうな思いというのは私たちも十分感じるところではございますけども、やはり簡易水道につきましても、つくられたときの経緯とか、やっぱりそこまで水を運ぶに当たってのいろんな状況があって、そこにしっかりとした浄水場を造ったり配管を通すのにかなりお金をかけてやってきているという状況がございます。それで借入れとかを起こして、その返済とかに充てるお金とかも結構かかっていまして、実際の水道使用料金というのがそこそこで違っている状況にございます。  これを全て同じ金額に統一するというのは、かなり我々としましては大変なことだろうというふうに今認識をしておりまして、少しでも不公平感をなくすように、金額の統一まではなかなか厳しいと思いますので、そこを縮めていく作業というのを進めていきたいというふうに考えているところでございます。 48 ◯ 7番(徳田詳吾君)  結果が出てから、よろしくお願いしたいと思います。  第4項目めは、福島大橋の改良についてであります。  まず、陳情状況について伺います。  5月27日に長崎県知事に対して陳情が行われたと思いますけども、その結果といいますか、状況はどうでしたか。 49 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  松浦市の特に重要な課題につきましては、長崎県及び長崎県議会へ継続的に要望活動を実施しているところでございます。  福島大橋に係る要望では、令和元年度まで新福島大橋の建設についてと要望を行っておりましたが、長崎県から、現在の福島大橋については橋梁長寿命化修繕計画に基づき適切に維持管理を行い、必要な耐震補強についても今後対策を実施することから、架け替えは予定していないとの見解が示されておりました。このため、令和2年度からは福島大橋の機能拡張に向けた改良事業の早期実施についてと要望内容の修正を行い、現況の交通量や現在の幅員などの資料を示しながら要望を行っております。  本年度はさらに福島町観光宿泊施設において、令和3年度より新たな指定管理者が決定し、今年度中のリニューアルオープンを目指していること、また、福島地域の全島公園化事業の一環として、令和3年度中にオルレコース認定に取り組むこととしていることから、今後、福岡都市圏をはじめ、九州北部地域をターゲットとした交流人口拡大による通行量の増加が見込まれるため、新たな状況を要望内容に取り入れ、本年5月27日に要望活動を実施してきたところでございます。(降壇) 50 ◯ 7番(徳田詳吾君)  その陳情の折に県議会議員も同席されたと思いますけれども、その発言と回答はどのようなものでしたか。 51 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  長崎県及び長崎県議会への要望では、要望項目も多く、限られた時間での面談となることから、例年、特に重要となる要望事項について、知事及び県議会議長との意見交換を行っております。  そのため、今回の福島大橋に係る要望について県からの見解は示されておりませんが、同席をされた石本県議会議員から知事及び県議会議長に対し、福島大橋は架橋から50年以上が経過し、特に、福島の西部には九州液化瓦斯福島基地株式会社があることから、大型のタンクローリーが通行するなど、架橋当時と大きく状況が変わっている。加えて、万が一の原発事故や災害時には避難道路として重要性が高く、福島町民にとって命の橋となることから、福島大橋の機能拡張に向けた早期改良について特段の配慮がなされるよう強く要望されたところでございます。  これに対しても具体的な見解は示されておりませんが、知事からは架橋から50年以上経過した橋であること、県議会議長からは県内最初の離島に架橋された橋であることについて発言がなされたところでございます。(降壇) 52 ◯ 7番(徳田詳吾君)  それでは、耐震化補強についてお尋ねをいたします。  令和元年12月17日に長崎県土木部道路維持課、総括課長補佐、それから、課長補佐による福島大橋の長寿命化修繕計画の説明会が行われ、補強対策の説明が行われました。支承補強として、1、浮き上がり防止、ケーブル等の設置、2、横揺れ防止、緩衝材等の設置、3、段差防止、緩衝材等の設置、橋脚補強として、4、剪断力向上、繊維巻き立て等を実施する、以上4点が示されました。  あれから1年半、その後の動向、進捗状況は分かりませんか。 53 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  福島大橋の維持管理につきましては、長崎県と佐賀県が5年ごとに実施されておりまして、令和元年度から令和5年度までは佐賀県による維持管理が行われております。  現在の耐震補強に係る状況について、長崎県を通じて佐賀県に確認をお願いしたところ、現在、耐震補強の詳細設計業務を令和3年度の完了に向け進められていると伺っております。 54 ◯ 7番(徳田詳吾君)  3年度へ向けということですね。 55 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  詳細設計の完了を令和3年度末という予定で、今実施をされているということでございます。 56 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ぜひとも耐震化補強について推進の要望をお願いしたいんですけれども、その辺についてはどうでしょうか。 57 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  耐震補強の推進ということでございますけれども、基本的に佐賀県と長崎県で協議をされて、今現在、佐賀県のほうで実施をされております。これも長寿命化修繕計画などの計画に基づいてやられているという状況で、今のところ計画どおりに進められているという状況でございますので、引き続きお願いをしていきたいと思います。 58 ◯ 7番(徳田詳吾君)  新福島大橋建設促進期成会を立ち上げて9年になります。よろしくお願いをしたいと思います。  第5項目めは、モニュメントの設置についてであります。  市長は、前回の最後の答弁で時間切れになりましたけれども、「アジフライのモニュメントは、それに関わる方々が幅広く、まずは松浦魚市場がアジの水揚げ日本一であること、多くの生産者が関わっていること、こういった背景を使って、松浦市をアジフライの聖地にしたいという取組を行ってきた。この波及効果は幅広くなっていて、特定の方々ということではなく、地域全体を挙げて、福島においても、鷹島においても、松浦地域においてもアジフライを提供していることから、アジフライをまちづくりの一環として取り組んでいる。コロナ感染症によって減少した観光客を市内全域に呼び戻すためにモニュメントを設置したので、御理解いただき」で時間切れとなりました。最後まで聞きたかったと思いました。  市長のように、地域全体に関わるものしかできないのであれば、ほとんどつくることができないのではないかと思いました。サバとかトラフグ、マグロについても全市的ではないと思っておりますけれども、地域の特性を生かすことも大事だと思いますが、その辺についてはどうでしょうか。 59 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  前回、クルマエビのモニュメントを設置すべきではないか、以前あったモニュメントが老朽化に伴い撤去されているということを踏まえての御提案だったと思っておりまして、基本的に先ほど議員が御紹介されたような考え方に基づいて地域づくりをやっていかなければならないと思っております。  ただ、地域のそれぞれの特性を生かすという意味では、先般、松浦市で外部の方々も加えた上で選定をいたしました「松浦の極み」12品目、これがあるわけであります。こういったものをある意味では松浦市の特色という意味で、今後とも松浦市のPRに努めていきたいと思っていますし、もちろんこの12品目のみをやるということではなくて、この12品目をきっかけとして松浦を知っていただき、それ以外の品にもその波及効果を生んでいきたいと、このように考えているところでございます。(降壇) 60 ◯ 7番(徳田詳吾君)  「松浦の極み」、市長はそう言われたんですけども、これにはクルマエビは載せていなかったんですけど、その辺についてはどうして載っていなかったんでしょうか。 61 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  産品戦略会議という会議の中で決められた12品目でございまして、その協議の過程において決められたものと聞いております。 62 ◯ 7番(徳田詳吾君)  できれば載せてくださいよ。  各地の史跡だとか景観でも、そこにしかない地域の特性を生かしていくべきだと思います。モニュメントだけに限らず、看板でもよいと前から言っております。旧町時代はツバキと真珠の島、真珠の養殖がなくなってからはツバキとクルマエビであります。  以前からあったツバキとクルマエビのモニュメントを復活してほしいと言っているんですけれども、もう一回答えてもらえますかね。 63 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)
     お答えいたします。  先ほどの答弁にもございましたが、老朽化のため撤去した看板の代わりに、福島地域全島公園化基本計画のキャッチフレーズを基にした看板を設置してございます。新しい看板は「福島」の文字にツバキの花のデザインを取り入れるなど、他の観光看板と一体感を持たせたデザインとなっております。  今回、新たなPR看板を設置したことから、御提案の福島町特産のクルマエビやツバキのモニュメント、または看板の新たな設置は考えておりません。  以上です。 64 ◯ 7番(徳田詳吾君)  3月議会で会計課長が、庁舎1階のロビーのツリーにツバキの花が咲いているように飾っている。ツバキの花、マキの木の写真を本庁、支所のロビーに掲載してはと考えていると答えておられますけれども、私が見る限り、案内看板以外になかったと思います。前も言いましたけれども、議会が終わればそれっきりでしょうか。 65 ◯ 会計管理者(石黒修子君)  申し訳ありません。今後また検討してまいります。 66 ◯ 7番(徳田詳吾君)  会計課長もあっちのほうに座っとったでしょう。違うか。あっちやったろう。ちゃんと聞いとらんやったと。ぜひとも今後検討をよろしくお願いします。  令和3年度も地域版未来会議開催を予定してあります。小学校区単位の地域運営組織の立ち上げを考えておられるが、地域の力を掘り起こそうとしているものと思います。市長は地域の宝を磨き上げなどとよく言われますけれども、今まであったものをもっと磨き上げることも大切だと思います。  もっとよく検討していただくようにお願いして、私の一般質問を終わりますけれども、今後とも市民のためになればとの思いで頑張ってまいります。よろしくお願いします。  以上で私の一般質問を終わります。    (徳田議員 一般質問席 降壇) 67 ◯ 議長(久枝邦彦君)  以上で徳田議員の質問を終了いたします。  本質問者の残り時間は16分です。  これより関連質問を行います。 68 ◯ 12番(崎田廣美君)  1項目めの市場の施設再整備工事について、徳田議員のほうから熱心にクラックの状況についてお話があったわけです。  クラックが発生しないのがいいわけですが、どうしてもさっきの説明を聞いても、クラックが発生しとったということで、私もじゅうたんの上しか歩いとらんやったもんで、そういう状況を眺めてみておらないのですが、今の質問を聞いた中で、学校施設等であれば、壁とかはUの字、Vの字で削って、詰め物をして、そして、ペンキを塗るというような形でよかったわけですが、どうしても下になると、Vの字、Uの字にカッティングして、それに詰め物をしても、そこを行ったり来たりするのは人ばかりじゃないんですね。やっぱり電動フォークリフト等が始終行ったり来たりするわけですね。そういった中において、監視しながら一、二年を注視してやるということでしたが、私がざっと考えても、やっぱりUの字、Vの字にカットしたところに詰め物をして、その上をフォークリフトがハンドルをぐりっと90度曲がるような形で回るわけですので、なかなか管理が難しいのではないかというふうに思うわけですね。  それで、クラックというのは深さが3ミリやったですか、5ミリ以内やったですかね。そういった定義があって、クラックと。それで、それ以上になると、福島の養源小学校、中学校のあれについてはコア抜きをやれということでやった結果、もう奥まで入っとったわけですね。そいけん、そういった形で、特に、床面であれば重量物を載せて行ったり来たりする。そして、Uの字、Vの字にカットしたところに詰め物をしても、耐久力がないのではないかというふうに思うわけですが、そこら辺についてはいかがでしょうか。 69 ◯ 都市計画課長田中敬三君)  1年後の状況を確認しまして、しっかりとした工法を選定していきたいと思っております。 70 ◯ 12番(崎田廣美君)  だから、その1年後と言わんでもですね、1年もてるかというところも見らにゃいかんと思うわけですね。それで、瑕疵というか、あそこはもう切れてしもうたわけでしょう。そして、今現在どうなっとるかというとも定かじゃなかわけですね。この間も壁ば見に行ったとですけど、やっぱりころっとしとるですもんね、色違いで。  そいけん、ああいうふうな状況では、もっと毎日フォークリフトが行ったり来たりするわけですので、1年後じゃなくて、やっぱり定期的に見らんと、剥げとってもそのまんまで、Uの字、Vの字が溝ばつくればひっつくわけなかとですけん、その辺についてはやっぱりしっかり注視をして、前も言ったですけど、クラックが発生しないのがベストなんです、ひび割れが発生しないのが。いろんなあれをしても、強化するためにいろんな薬剤も入れて混ぜてというふうなお話もあったし、養生面でも、あれがちゃんとしとればそういうふうなものが起きないとですけど、それをしとっても起きとるということは、やっぱり管理が不行き届きであったなというふうに私は思うわけです。  だから、1年後を注視しないで、もっと短期的に見とくべきだというふうに思いますが、その点についていかがですか。 71 ◯ 都市計画課長田中敬三君)  それでは、今の補修状況も併せて御説明いたします。  今回の補修工法については、今現在、クラック部分にペースト状のセメント系補修材を塗り込み、クラックを埋める補修工法を採用しているところでございます。  今後は1年及び2年目の施設点検時にクラックを再確認しまして、状況に応じてクラックシール、今言われたVカット、Uカットになるかと思います。この辺の工法を検討していきたいと思っております。  以上でございます。 72 ◯ 議長(久枝邦彦君)  以上をもちまして徳田議員の一般質問並びに関連質問を終結いたします。  ここで暫時休憩といたします。       午前10時51分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午前11時15分 再開 73 ◯ 議長(久枝邦彦君)  再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、10番・安江議員の登壇を願います。  (安江議員 一般質問席 登壇)(拍手) 74 ◯ 10番(安江結子君)  おはようございます。  日本共産党の安江結子です。質問通告に従い、一般質問を行います。  まず初めに、新型コロナウイルス感染の発症を防ぎ重症化予防にも効果があるとされる新型コロナウイルスワクチン接種についてお尋ねします。  接種の状況ですが、医療従事者及び先行接種の高齢者等の接種は、それぞれどうなっておりますでしょうか、お尋ねします。 75 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  お答えいたします。  まず、医療従事者ですけども、医療従事者につきましては市のほうで直接確認が取れませんので、それぞれの医療機関に聞き取りを行ったものでございます。  5月末現在、560名の方に1回目の接種が終了し、うち421名が2回目の接種が終わっているということでございます。  6月18日に全ての医療従事者の接種が終了するということで聞いております。  続きまして、高齢者の先行接種の状況でございますけども、松浦市におきまして優先的に接種を開始いたしました65歳以上の医療機関入院者及び施設入所者、それから高齢者施設従事者などにつきましては、5月24日までに893人への1回目の接種が終了しておりまして、うち728人の方が2回目の接種を終了しており、6月14日に優先接種を行いました高齢者につきましては終了する予定となっております。  以上でございます。 76 ◯ 10番(安江結子君)  医療従事者は、この560名で希望する皆さん全員ということですか。 77 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  そのようなものと考えております。 78 ◯ 10番(安江結子君)  高齢者の先行接種した分で、893名というのが1回接種なんですけど、これも希望する皆さんが893名だったんですかね、そこの点をお願いします。 79 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  希望される方のワクチンの供給によりまして893名ということになっております。 80 ◯ 10番(安江結子君)  供給計画というのが国から、日々というか、朝と夕方といろんな形で計画が出されているんですけど、今後の供給計画はどうなっておりますか。 81 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  松浦市のほうに、これまでに18箱のワクチンが供給されております。今後、6月21、28日の週に2箱分が供給される予定となっております。その後については今後調整がなされるものと考えております。 82 ◯ 10番(安江結子君)  そして、6月の下旬までに2箱来て、松浦市に来る分がこれで終わりということは、高齢者の方がこれで終わってしまうというと、先ほどが6月14日に終了と言われましたけど、この21、28日の分は残った高齢者の方が接種されるということになるんですか。 83 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  先ほど6月14日に終了すると申しましたのは、医療施設等に先行して接種をした分が6月14日に終了するということでございます。この今現在供給されているワクチンで65歳以上の分のワクチンは確保できている状況でございますが、6月1日から接種を開始しました高齢者の皆様への接種については、8月までずれ込むような形になっております。残った分につきましては、優先接種といいますか、65歳未満の方について接種を今後検討していきたいというふうに考えております。 84 ◯ 10番(安江結子君)  そうしますと、供給計画からいうと、その松浦市内の高齢者、65歳以上の方は希望する方はおおむね、遅れても7月31日までに1回目の予約がありますので、それで2回目の分が8月になって、8月の半ばぐらいまでには希望する高齢者、65歳以上はほぼ接種が終了すると、そういうことですかね。 85 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  そのとおり、希望者の方は全て接種が済むというような形になると思っております。 86 ◯ 10番(安江結子君)  先ほどもちょっと言いましたが、予約に関して苦情がいろいろあるんですけど、予約の状況はどうなっておりますか、お尋ねします。  5月17日からの分と、24日以降に分けて、電話相談・予約と、それから24時間のネット予約に分けてお願いします。 87 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  予約の状況でございますけども、予約につきましては、75歳以上の方を5月17日から、65歳から74歳の方を5月24日から開始しておりまして、接種券の送付枚数につきましては、75歳以上の方が3,842人、それから65歳から74歳が4,011人で、合計7,853人の方に接種券のほうを送付させていただいております。  今朝現在での予約者数でございますけども、6,492人の方が予約をされておりまして、予約率は82.7%となっております。うち、電話予約が2,841人の43.8%で、インターネット予約が3,651人の56.2%でございます。  先ほど言われました17日と24日からの内訳がどうなっているのかというところはちょっと把握が難しいところでございます。  それから、予約の件数ですけれども、予約開始から4日間の報告をさせていただきたいと思います。5月17日から4日間の電話予約件数が、17日が392件、それから18日が344件、19日が253件、20日が148件となっております。  また、5月24日からの4日間が、24日が378件、25日が329件、26日が312件、27日が195件という状況でございまして、予約開始から3日間に電話での予約が集中しているという状況になっておりまして、この間、インターネットでの予約が3分の2ほどに集中している期間は多かったという状況でございます。  インターネットのそれぞれの日数についてはちょっと調査が難しかったものですから、御報告はまた何かの機会にさせていただければと思っております。  以上でございます。 88 ◯ 10番(安江結子君)  次に、電話はもう3日間に集中したといいますか、皆のやっぱり早く接種しないとという気持ちの表れかなとは思うんですけど、苦情が、何十回もかけたけどつながらなかったと、50回、100回かけたという方もいらっしゃいますし、1分おきにずっとかけとったけど、つながらなかったといって諦めたという方もいらっしゃいます。この電話予約がつながりにくかったということで、苦情なんかが、市役所にお出でになって言われたとか、電話で言われたとかあるんですけど、どういう苦情が届けられたでしょうか、お尋ねします。 89 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  苦情につきましては、議員が申されましたとおり、頻繁に電話しているけれどもつながらない、本当にこの電話番号でいいのかというような御確認がありまして、市役所のほうも受付の初日、2日、3日ぐらいまでは電話対応を行ったというところでございます。 90 ◯ 10番(安江結子君)  そこでなんですけね、苦情があったときに、どんな対応を考えられたでしょうか。やっぱり、今混んでいるんですからちょっと待ってくださいねとかいうのじゃ、ちょっと市民としては納得されない方がいらっしゃったと思うんですよね。そのときの対応として、電話回線の増設もなかったし、受付時間が17時までなのを長くするということもなかったし、土日もされていなかったということで、それはどうして、それまでの態勢から変更なく、苦情があったのを放置というか、対応されなかったのか、そこのところを伺います。 91 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  苦情に対します対応につきましては、まず、電話の対応につきましては、大変申し訳ございませんが混んでいるからというところでの御案内と、あと家族、友人の方でスマホ等、インターネット環境があられればそちらのほうに手助けしていただけませんかという御案内をしております。  また、時間の延長につきましては、当時契約に基づいてこの電話回線は7回線で、それから受付時間が9時から17時までの平日のみという形でございました。その間の対応につきまして、急な契約変更というのもなかなか難しく、大変御迷惑をかけたと思っておりますけれども、4日目以降につきましては、ある程度電話でのつながりもつながりやすくなったという状況でございました。  以上でございます。 92 ◯ 10番(安江結子君)  今度は、国の供給によって違うんでしょうけど、64歳以下の方の接種券が郵送され始めます。今回は急な契約変更はできなかったということですが、そのときにはやっぱり、そこは見直しをしていただきたいというふうに要望するんですけど、その点だけについて、市長のお考えはどうですか。 93 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
     お答えいたします。  まずは、やはりこの75歳以上、そして65歳から74歳までの方にそれぞれ2回、1週間時期をずらして接種券を配付して予約受付をやった、その検証をしなければならないと思っております。まずはその接種券の配付を5歳刻みなどの工夫をして、そして、できる限りインターネット等の接続が簡単で24時間できますといったことも、しっかり市民の皆様方にお知らせしなければならないと思います。  今回も、先ほど課長が御答弁申し上げましたとおり、実際に電話が混んだときには3分の2の方々がインターネットの予約をしていただいております。比較的そういった機器に慣れておられない方々の世代でそうだったということを考えますと、やはり多くの方々が御家族や御友人、また地域の方々など、幅広い方がお手伝いをしていただけたのではないかなと思っておりますので、やっぱりこういった取組も併せて市民の皆様方に御協力いただけないか、引き続きお願いをする中で、必要な対応については検討してまいりたいと思っております。(降壇) 94 ◯ 10番(安江結子君)  次に、合理的配慮をしてくださいねという通知が出ているんですけど、合理的配慮をなされたかどうか、お伺いします。視覚障害、知的障害の方、聴覚障害の方、どのように合理的配慮をなされたでしょうか。 95 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  その視覚障害者とか、そういう障害をお持ちの方に対しての配慮につきましては、不十分だったかなというふうに反省しております。  今後、65歳未満の方の配付におきましては、福祉事務所と連携を図りまして取り組んでまいりたいというふうに考えております。 96 ◯ 10番(安江結子君)  じゃ、視覚障害の方に点字表示の郵送はされなかったということですか。 97 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  はい、そのとおりでございます。 98 ◯ 10番(安江結子君)  その視覚障害の方は、接種の予約はされたでしょうか。 99 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  視覚障害者の方が健康ほけん課の窓口のほうに見えられて、予約まで、それと接種の方法等について御説明をさせていただいたところでございます。 100 ◯ 10番(安江結子君)  接種の予約は何とかできても、今度は接種会場に来るまでの移動の配慮というか、そこら辺はどうですか。 101 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  市のほうで移動までの御支援というところまでは、現在のところ考えていないところでございます。 102 ◯ 10番(安江結子君)  同行援護などを行ってくださいねということで、この通知では接種時等における合理的配慮等についてということで、障害者が新型コロナワクチンの接種を受けるに当たっては、接種会場において公的福祉サービスによる支援、居宅介護、重度訪問介護、同行援護、行動援護、移動支援とかの配慮をお願いしますとあるんですけど、ということは、この福祉事務所のその障害の係の方なんかと、それから社協の方の同行援護を行っておられる事業所とかに、きちんと支援をお願いしますということをお伝えしてもいいんじゃないかなと思うんですけども、そこの点はどうですか。 103 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  65歳以上の高齢者については、その部分が十分でなかったということで反省しているところでございまして、今後は福祉事務所のほうにも御相談をしております。そういう中で連携して取り組んでまいりたいというふうに考えております。 104 ◯ 10番(安江結子君)  合理的配慮が要る方がワクチン接種を希望されても受けられないということがないような、そういう支援をぜひとも取っていただきたいというふうに要望します。  次に、情報周知についてお伺いしますが、やっぱり接種をためらわれる方というのが、どうしても国産のワクチンではないので、接種に不安があるという声もあります。国内臨床を得ずに特別に承認されたこのワクチンですので、その安全性、有効性、副反応等のリスクについて、今予約が82%ということでしたけど、国内外のデータを迅速かつ徹底的に住民に明らかにしていくことで、もう少し上回ることになるんじゃないかなと思います。  この情報周知に関して、紙はもちろん接種券の中に1枚入っているんですけど、もうちょっと違う方法ででも周知は要るんじゃないかなと思うんですけど、その点どうですか。 105 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  ワクチンの接種につきましては、ワクチンの安全性、それから有効性、副反応等について十分に理解をしていただいて接種を受けていただくことになりますので、周知をこれまでもしてきたところでございます。  副反応の状況等につきましては、国や県のホームページにおいても公表されており、市といたしましても周知を行い、副反応のリスク等と有効性、双方について理解された上で接種を受けていただくよう努めてまいりたいというふうに考えております。 106 ◯ 10番(安江結子君)  市内に住民票のある方にこのワクチンをするわけですが、市内には約200名の外国人の方が、国でいうと11か国の方がいらっしゃるんですけど、この外国人の方への外国語による接種の情報提供をどうやってなされたでしょうか、お尋ねします。 107 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  65歳以上の高齢者の方に対しましては、外国人の方に対しての配慮は、外国語表記での通知は行っていないという状況でございます。 108 ◯ 10番(安江結子君)  外国語表記での通知は今後とも行わないんですか。 109 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  このワクチン接種は、先ほども申されましたとおり、松浦市に住所を置いている方が全て対象となります。厚生労働省のホームページ等には外国語での情報提供がなされている状況でございまして、また、その外国人労働者などの方の情報収集を行いまして、受入れ先での情報提供をお願いしたいというふうに考えているところでございます。 110 ◯ 10番(安江結子君)  じゃ、外国人の方は労働者、働きに来ている方が多いので、これからの通知になるというふうに思うんですけどね、これからはやっぱり希望される方には全て接種ができるような、そういう要件を整えていただきたいということを思うんですけど、その点をもう一回お願いします。 111 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  外国人労働者等を受け入れられている企業等への情報提供をいたしまして、御協力をいただきたいというふうに考えているところでございます。 112 ◯ 10番(安江結子君)  6月1日から予防接種が実際始まっているわけですが、医療機関なんかからどんな声が上がっておりますか、お尋ねします。 113 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  6月1日から5日まで、ずっと接種をしてきたんですけども、医療機関のほうからは特段今のところ、苦情とか、問題点の提起はあっておりません。  逆に、予想していたよりもスムーズに接種が進んでいるということで、予約枠のほうをもう少し増やしていいよというようなことで、予約枠の拡大についても今後検討していくこととしております。  以上です。 114 ◯ 10番(安江結子君)  まだ5日間ぐらいしか接種がされていないので、キャンセルということがなかったのかなと思うんですけど、接種が当日キャンセルとなった場合の取扱いについては、松浦市からの6月1日のワクチン接種についてのお知らせでは、高齢者接種で急遽キャンセルが発生した場合、ワクチンの無駄を防ぐために待機者の確保を行っています。市内医療機関に御相談くださいとあるんですけど、それは手続としてはどんなふうにされるのか、医療機関にあまりにも負荷がかかるのじゃないかなと思うんですけど、接種当日のキャンセル対応について、市としてのルールはどんなふうに決められていますか。 115 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  接種に係る急なキャンセル等への対応につきましては、議員申されますとおり、ワクチンの無駄をなくすために可能な限り国が示す接種順に従い対応をすることで、医療機関との調整を行ってきているところでございます。  調整の内容につきましては、まず、高齢者施設等での未接種の従事者のマッチングリストを作成し、それぞれの医療機関のほうに提供をしております。  それから、各医療機関でかかりつけの患者さん等で基礎疾患を有する方、また、60歳から64歳の方の登録をお願いしているところでございます。  それと、それぞれの医療機関におきまして、医療機関の裁量で急なキャンセル等への対応は行ってくださいということで、その対象年齢は特にこだわっているところではございません。  そういう対応をさせていただいております。 116 ◯ 10番(安江結子君)  そうしますと、先ほどちょっと言いましたが、医療機関が併設している高齢者施設で打っていない方にというのは、もちろんそれは誰々と分かるわけですたいね。それで、あとはそれぞれの医療機関の裁量にと言われると、いろんな医療機関の条件というのがあって、ここは学校に言ったけど、こっちの医療機関は保育所に言うた、それからここはどこどこに言うたと、こんなふうな感じになって、同じようなキャンセル分をどう有効に使うかという方向が、市内でばあっと広がっているような感じがするんです。そこら辺、市として接種のキャンセル分の枠があったら、こことこことここで、接種者のリストはこれというふうに決めるということは全然考えられていないということですかね。もう医療機関にお任せですか。 117 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  医療機関のほうに御通知を差し上げた中では、その医療機関での裁量につきまして、小中学校や保育所等の職員の方も対象にしていただいて結構ですというようなことで、それぞれ教育委員会、子育て・こども課を通じて、それぞれの対象者といいますか、学校、保育所のほうには御連絡を取っていただいているところでございます。  この優先接種の対象となる方につきましては、あくまでも松浦市に住所を有する方ということで、そのリストを作成していただいて、松浦市のほうで接種券の準備をするというようなことで御案内しているところでございます。  市におきましても、接種優先順位が65歳までの方が済みますと、基礎疾患を有する方、それから60歳から64歳の方が次の接種対象者となっております。市役所においてもそういう急な対応、医療機関からどうしても今すぐ来てもらいたい人が何人要るんだということもありますので、その対応といたしまして、市のほうでもリストアップをしているところでございます。 118 ◯ 10番(安江結子君)  そういう情報を、やっぱり医療機関と共有しないとなかなか進まないし、ワクチンを溶かして接種までの時間が何時間というのがありますので、そこは情報を共有して無駄がないように、そして事故が起こらないようにしていただきたいというふうに思っております。  それで、例えば保育所に1人とかといったときに、この1人の人が仕事中に駆けつけて、それで接種会場で予診票を書くというのも時間が要りますので、やっぱりそういう対象の施設には予診票を渡しておいて、予診票に従って心構えをしてもらうというか、ワクチンに対しての理解も深めてもらうし、自分が飲んでいる薬とか体調もきちんと把握してもらうという条件じゃないと、医療機関としてはスムーズには流れないと思うんですけど、その点の配慮というのはどうですか。 119 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  急なキャンセル対応につきましては、その予診票とか、それぞれ優先順位といいますか、その中で行かれる方はぜひお願いしますということにしております。接種券のほうを準備しますので、その折に予診票のほうも一緒に交付できるようにしたいというふうに考えておりまして、急なキャンセル対応の方につきましては、申し出ていただければ予診票のほうも施設のほうに置くというようなことで対応していきたいというふうに考えます。 120 ◯ 10番(安江結子君)  ワクチンの予約をするというときに、予約をしましたとか、するのがちょっとつながらなくてという方には何人かお手伝いをして、予診票を医療機関に行って書くんですよとか言うと、ああ、そうやったととか、知らんやったとかいう声がたくさんありました。それで、予診票を支所とか健康ほけん課の窓口でいただいて、その対象の人にお渡しするということを何人かお手伝いをしたわけですが、やっぱり皆さんに、予診票は接種券と一緒に配ってもらったほうがよかったという声がすごく多いんですけど、その点についてもう一回お尋ねします。これまでは別でしたけど、今後どうされるか、それから、これからの予約されている方にどう対応されるか、お尋ねします。 121 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  今後の予定でございますけれども、医療機関のほうからも、最初、接種を計画した時期には、忘れてこられる方が多いんじゃないかというようなお話もあったんですけども、やはり実際に接種を開始する中で、予診票は前もってやっとったほうがいいというような話もありまして、今後、接種券を送付する折に同封して予診票のほうを送付することとしております。 122 ◯ 10番(安江結子君)  これからの接種券を配る人は予診票同封は分かりました。しかし、これまでに接種券を郵送された方には、手元に予診票がないんですけど、それはまた予診票が要るんですよとか、医療機関の方が予診票を先に書いてきてねと言って予診票を個別に渡されるということもあったりとか、町内の連絡で予診票が要りますとかという連絡をされているところもありますが、これまでの人に対しては、今までと同じように個人の努力といいますか、そこら辺で対応ですか。それとも新たに何か別の、予診票が要るんですよとか、そういうことをお伝えするんですか。 123 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  既に予約されている皆様に対しての予診票をどうするかということでございますけれども、結構多くの方が予診票が必要ということで市役所に取りに来たり、医療機関でもらったりというところでされております。ちょっとうちのほうでもまだ未接種の方で予診票をもらっていないという方の十分な把握ができておりませんので、その辺のところは必要に応じた対応をしていきたいというふうに考えております。 124 ◯ 10番(安江結子君)  予診票は実は中身が変わっているんですよね。最初の頃はかかりつけのお医者さんに予防接種を受けていいと言われましたか、どうですかというのが入っていて、5月27日に厚労省から出た分にはそれが削除されているんですよね。そこら辺、前の予診票のときは、どうしてもかかりつけの先生に聞かないと受けられない、そこで時間がかかったということがあったりとかあって、今度の分は変わっているわけです。  そうはいっても、やっぱり予診票でこれまでのアレルギーとか、それからかかっている病気は何ですかとか、細かいことが記入になっていますので、今、予約されている方で、予診票が手元にない方、そしてキャンセル待ちの方、そこら辺の方には予診票を必ず手元に届くようにしていただきたいし、今、市役所の窓口にある予診票は旧バージョンですので、そこのところの説明もしていただきたいと思うんですけども、その点について、もう一回お願いします。 125 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  予診票につきましては、議員申されますとおり、いろいろ国のほうも緩和といいますか、そういった形で予診票が変更になっております。  ただ、市のほうで準備している予診票につきましては、該当者全ての分を既に印刷しておりますので、今後、郵送なり、窓口に見えたときは、その辺の変わった部分の説明は十分行っていきたいと考えております。 126 ◯ 10番(安江結子君)  松浦市内の新型コロナウイルス感染が18名ということなんですけど、やっぱり、ワクチンを打ったからマスクを外していいとか、そういうことはないんですけど、ワクチン接種が一つ安心の要素かなということはみんな思っています。  それで、気持ちを新たにして、感染防止に努めるわけですが、このワクチン接種、インフルエンザの予防注射はしたことがあるんですけど、このコロナウイルスのワクチンは初めてで、いろんなところで初めてのことが起こって、先ほどの予診票もそうですし、それからアナフィラキシーとは何かなとか、それから痛かったとか、2回目は熱の出るとねとか、いろんなことが市民の間に話されています。それに様々な対応が要るわけですが、やっぱり市としては、市民が安全にワクチンを打って、そして感染拡大を防ぐ、その方向に行くようなあらゆる方策を迅速に取る必要があるというように考えるんですけど、この点について、全体的なことについて、市長の考えをもう一度お伺いしたいと思います。 127 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  まずは、この6月1日から新型コロナウイルスワクチン接種が始まったわけでございますが、この実施に当たっては、市内医療機関の皆様方の大変なお力添えをいただいておりまして、そして先ほど課長からも報告がありましたとおり、実際に接種をして、もう少し枠を増やせるなど、こういった積極的な取組もいただいております。改めて感謝を申し上げるところでございます。  議員もおっしゃいましたとおり、この新型コロナウイルスワクチン接種、希望する全ての方々に接種をすると、このような取組はこれまでに経験のない業務でありまして、スムーズな接種が行われるよう、国県の情報を踏まえ、医療機関との調整、内部での検討を踏まえ、接種を開始してきたところであります。  コロナ感染症の収束が見えない中で、ワクチン接種に対する大きな期待は全ての市民の方々が持っておられると思いますし、国も接種促進のためあらゆる方策を講じておられます。県といたしましても市内各医療機関の御協力をいただきながら、スムーズな接種の実施に努めていくところであります。  また、様々な情報をどのように伝えるかという意味では、いろんなチャンネルがいろんなことを言っても、やはりそれがまた混乱されるところがあると思いますので、この辺りは県などとも十分に連携を取りながら、必要な情報を正しく市民の皆様方にお伝えできるように努めてまいりたいと思います。(降壇) 128 ◯ 10番(安江結子君)  このコロナウイルスのワクチン接種ということで、初めてのことが始まって、担当課はすごく御苦労されていると思います。それで、この人事異動が6月2日に内示で、3日に私どもももらったんですけど、これもうちょっと、体制として初めてのことに対する対応の事務量というか、作業量、そこをもっと綿密に計算をしてというか、いろんな課題を出し合って、この人事異動がもうちょっと早くあれば、もっとスムーズにできる部分があったのかなとかいう思いもあります。  でも、64歳以下が8月半ばぐらいから始まって、10月ぐらいまでかかるんでしょうし、今度は12歳ということもありますので、親御さんもまたいろんなことで御相談に見えることも多いと思いますので、ぜひともスムーズな、安全な接種が進むことを要望して次に移ります。  法知岳の大型風力発電建設についてお尋ねします。  まず、法知岳に計画の松浦風力発電事業に関して、これまでの事業者の説明はどのように行われたか、風車の大きさと基数を含めて、時系列でお尋ねします。 129 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  まず、国へ事業者が申請されている計画上で、総電力の容量などを申し上げますと、総発電出力は3基で7,499キロワット、ブレードの枚数が3枚、ローターの直径が117メートル、ブレードの高さが84メートルと聞いております。  これまでの経過等を御説明いたします。
     計画についての市の把握及び経過ですが、これまで風力発電の設置に関し、事業者から計画の概要及び国や県への必要な手続に関して適宜説明及び報告を受けております。  具体的には、平成29年10月に風況調査用観測塔が設置され、同年11月から12月に事業概要、スケジュール、林地開発、自主的な環境アセスメントの調査内容の説明を受けております。  その折にも、前市長から法的手続や地元調整等をしっかりやっていただきたいと事業者へ伝えております。  平成30年3月には市長が交代したこともあり、改めて事業概要の説明及び風車設置に関する騒音について説明を受け、その際に関係地域への丁寧な説明をお願いしております。  平成30年5月に自主的環境影響評価の結果及び計画変更の報告を受け、環境影響評価の結果については、騒音、低周波、景観について、国のガイドライン基準を満たしている旨の報告を受けております。  また、風車3基から2基への変更についても報告がございました。  令和元年9月には、風力発電2基での騒音の影響及び地域への対応について事業者より説明を受けております。騒音については主観的な部分も大きいため、より分かりやすい資料で説明が必要である旨、市長より事業者へお伝えしております。  令和2年5月には、周辺地域への対応の状況、騒音の予測値と実績値の比較、風力発電の視察を周辺地域の方を対象に実施したことなどの報告を受けております。  これまで適宜報告、説明を受け、国が示すガイドライン等に沿って事業を進められておりますが、地域とのコミュニケーションについて課題があると報告を受けております。  以上です。 130 ◯ 10番(安江結子君)  次に、大型風力発電建設による環境、市民生活への影響については市としてはどうお考えですか、お尋ねします。 131 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  大型風力発電施設の建設による市民生活への影響としては、一般的に考えられることとして、環境影響評価で調査が必要とされている騒音、低周波、景観、動植物への影響、風車の影、電波障害などがあると考えられます。 132 ◯ 10番(安江結子君)  そうしますと、そういうふうな影響があるけど、国の環境影響評価の第2種事業にも当たらないですので、環境アセスは努力もしなくていいというふうな部類になるんですけど、そこら辺についての市の考えというのはどうですか。 133 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  事業計画の段階で、議員おっしゃるように、環境アセスに該当しない計画が提出されているということから、そこについては市が積極的に言及はすることはできないかなと思っています。 134 ◯ 10番(安江結子君)  そうしますと、一番大切になってくるのは、じゃ設置しようとする地域と事業者の思いがどうあるか、地域の合意形成をどうするかというところが一番大きなことになると思います。国のガイドラインは1種ではないし2種でもないしというところなので、じゃ、あと建てるところの地域住民の合意形成をどうするかというのが、先ほどコミュニケーションに課題があるということを言われましたので、そのコミュニケーションをどうするかというところがやっぱり残った最大の課題だというふうに考えます。風力発電ガイドラインでは、計画段階から住民への説明が行われなければならないというか、行われるようになっていますということにあるんですけど、この点について、市としてはどういうお考えですか。 135 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  そもそも風力発電を実施する事業者にはガイドラインを遵守する義務がございますので、そこに合意形成に向けて努力をしていただくよう、市としてはお願いしていくという考え方でいます。 136 ◯ 10番(安江結子君)  合意形成をするというところで、住民というと地元だけじゃなくて、法知岳は松浦市役所からも見えますし、市内全域から見上げていい眺めのところです。あそこに羽部の高さが84メートルと言われましたけど、その羽の一番上まで行くと150メートルぐらいの高さのができるということと、それから、それに伴っていろんな住民の不安というか、懸念があるわけです。  その住民の範囲というのが、低周波の調査なんかでも2キロメートルの人もあるというし、200メートルの人もあるというし、300メートルもあるというんですけど、地域の住民の範囲というのはどこぐらいまで、上志佐地区全体を指されると考えられるのか、それとも池成だけか、それとも市内全部と考えられるのか、そこはどういうふうに、おおむね、住民の合意とは、どこら辺の住民の合意というふうに考えられているんですかね。 137 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  国のガイドラインにも合意形成の範囲というのが明確にされておりませんので、事業者の主体的な判断によるものと思われますが、松浦市でも再生可能エネルギー導入推進計画を策定しておりまして、その辺の基準について、もし市が実施すればというところでございますが、周辺地域というのは建設から800メートル範囲の地域及びそれに隣接する地域には理解を求める必要があるのではないかと、市が事業主として実施する場合についての基準としてはそういう判断を持っております。 138 ◯ 10番(安江結子君)  そうすると、市が判断する、よって立つところは風力発電ガイドラインと市の再生可能エネルギー導入推進計画、これが市がよって立つところのものだというふうに理解していいですかね。 139 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  市が風力発電を導入する場合の基準ということで考えていただければと思います。 140 ◯ 10番(安江結子君)  昨日でしたかね、上志佐の地域の方から法知岳に風力発電ができるとすると、その作業道が幅が何メートルも要るので、作業道を作られると自分のところの田に水が来ないようになるので、やっぱり風力発電はあそこに建てるのはやめてもらいたいと、どうしてもそう思うという方からもお電話があったりします。  ですので、この再生可能エネルギーに誰も反対じゃありませんし、導入はある方向で、それはいいんですけど、やっぱり地域住民の思いというか、生活が脅かされない、そのことがまず第一条件だというふうに考えます。ぜひとも地域住民の合意形成、そして、この合意形成するためには議員も含めて、どういう計画を持たれているかということをもっとしっかりお聞きしないと、なかなか前に進めないんじゃないかと思うんですけど、市民の傍聴も含めた説明会というのを開いていただくような、そういう考えというのは、市にはありますか。 141 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  今現段階で市として対応すべきということは、このコミュニケーションが図られていない現状を解消していただくよう、引き続きお願いしてまいることだと思っております。  策定した計画については、時期を見て住民の方に説明する必要があるかと思いますが、今、議員御指摘のこの事業について特に市として働きかけをするということは、今のところ検討しておりません。 142 ◯ 10番(安江結子君)  やっぱり市民にとって生活の場がどうなるかということは重大ですので、ぜひとも事業者におかれては市民にそういう事業計画をはっきり説明されていただきたいということを要望して、次の質問に移ります。  原子力災害時の避難計画についてお尋ねします。  原子力災害時の避難計画には、感染症対策という新たな課題が出現しております。令和2年4月7日付で内閣府からも事務連絡が出されていますが、市としてどのように見直されておりますか。  5月27日、県への要望で7番目の原子力防災対策についてで、3つ大きな項目があって、その3つの2つ目、感染症流行下における避難に必要な車両台数等の確保と避難先となる施設の確保を行うことというふうに、今回追加をされていますので、これも一つの対応の一環だとは思っておりますが、どういうふうに思われておりますか、お尋ねします。 143 ◯ 防災課長(浜崎孝裕君)  原子力災害時の感染症対策につきましては、国が設置しております玄海地域原子力防災協議会の作業部会において協議が行われております。被ばくによるリスクと、ウイルス感染拡大によりますリスクの双方から生命と健康を守ることを最優先とすることが求められており、作業部会において玄海地域の緊急時対応という避難行動計画マニュアルの改定作業が進められております。  改定のポイントでございますが、避難車両、避難所などにおける感染症拡大防止として、人と人との距離確保、マスク着用、手指衛生等の感染対策を実施すること、避難車両、避難所を分ける分散避難への対応や、屋内退避時に被ばくを避けることを優先するため、換気は行わないなどの方針が検討されております。  国の方針が決定しましたら、松浦市地域防災計画を見直し、あわせて、東彼3町周辺地域での新たな避難所や避難車両、防災備蓄品の必要数の確保に向けて県と調整をしてまいります。  以上です。 144 ◯ 10番(安江結子君)  感染症、特に新型コロナウイルス感染症と、それから放射線の被ばくの対策は全然別なものというのはもう分かり切ったことなので、新たな避難所を開設するというか、ホテルとか旅館とかを使ってねというふうに国は言っていますので、そこは県と協力して、十分市民が安心できるような、安全に避難できるような、そういうところを国県に要望を続けていただきたいというふうに要望して、次の質問に移ります。  西九州自動車道、松浦市管内での車両火災の対応についてということで、今、西九州自動車道が延伸を続けていて、市民生活が便利になるかなとは思います。その一方、ストロー現象が起きないように対応も要るとは思いますが、その中でも西九州自動車道内のトンネルと、それからトンネル外で火災が起きたときに、消防水利はどうなっていますかということのお尋ねなんですが、ちょっと簡単にお願いします。 145 ◯ 消防長(辻 昇一君)  お答えいたします。  現在、3つのトンネルがございますけれども、一番長い仏坂平尾トンネル内には消火器及び消火栓設備が約50メートル間隔で、上下線とも34か所設置されております。  また、牧ノ地トンネル及び江口山トンネルにおきましては消火器のみ、約50メートル置きに設置されております。  トンネル外の消防水利につきましては、設置されておりません。  以上です。 146 ◯ 10番(安江結子君)  トンネル外には消防水利がないので、もしくは車両火災のときは地元の消防団員の方とか、消防署の方なんかが水利を確保する以外にないと思います。消防団員数の減少などが予想される中で、その消防水利の確保として水槽車というのがあるんですけど、今、松浦市は2トンですけど、大型の水槽車の配備が要るんじゃないかなというふうに考えるんですけど、その点についてどうお考えでしょうか、お尋ねします。 147 ◯ 消防長(辻 昇一君)  お答えいたします。  火災発生時には水槽付消防ポンプ自動車、消防ポンプ自動車、指揮支援車が出動しておりますが、さらに救助を必要とする場合においては、救助工作車及び救急車も出動するなど、限られた人員で運用しているところでございます。  このため、水槽車を緊急自動車として運用する場合には最低2名以上の乗車が必要となりますので、人員的にも厳しい状況でございます。  また、駐車スペース、維持費等の課題もあり、ほかの車両の更新も控えておりますので、配備については難しいのではないかと考えております。  現在建設中であります松浦佐々道路におきましても、工事の進捗とともに道路外からの対応できる水利の確保と調査、把握を行っていきたいと考えているところでございます。  以上です。 148 ◯ 10番(安江結子君)  消防団の方の定数が実際は899ですかね、あっても、なかなか担う人が少なくなるというのがこれからです。その分を補うのには設備とかで補う以外にはないわけですので、今、自動車道外のところから消防水利をとおっしゃいますが、やっぱりそれも限度がありますので、設備で補えるところは設備をというか、配備車を補っていただきたいということを要望します。  あと、その消防車両の今回も更新とかがあって、予算上もなかなか難しいというのもあるでしょうけど、そこはやっぱり県などに災害対応として要望をしていただきたいということを申し上げて、一般質問を終わります。    (安江議員 一般質問席 降壇) 149 ◯ 議長(久枝邦彦君)  以上をもちまして安江議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後0時14分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後1時15分 再開 150 ◯ 議長(久枝邦彦君)  再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、3番・武部周清議員の登壇を願います。  (武部議員 一般質問席 登壇)(拍手) 151 ◯ 3番(武部周清君)  煌めく青のまち松浦を目指す煌青会の武部周清でございます。  雲仙・普賢岳の火砕流の災難から30年、東北大震災から10年がたちました。節目の年でございます。特に松浦市においては、今現在、長雨が続いていますけど、梅雨もまだまだ続きます。梅雨の最後には大雨が降ったりしますので、十分災害に気をつけながら皆さんとして対応していただきたいと思います  それでは、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種についてお尋ねいたします。  ワクチン接種の予約を取るためコールセンターに携帯電話片手に100回以上、朝9時から午後3時まで予約の電話をひっきりなしにかけ、やっとつながったという人や、20回30回、さらには50回かけた人など、コールセンターに何回電話しても出ん、頭にきたという人からお叱りの電話をいただいた議員は私だけではありません。  では、隣の平戸市はどうなのかと思いまして、友人の先生に尋ねましたところ、平戸市は接種予約を85歳以上、80歳から84歳、75歳から79歳、70歳から74歳と5歳間隔と小まめにしたそうです。また、かかりつけ医のあるなしでも医療機関でも受け付けるように医師会で決めたとのことでした。唐津市も同じようなことを言われておりました。したがって、松浦市で起きたような苦情はなく、スムーズに済んだということです。  そういうふうに、どうしてもっと医療現場の事情が分かっている松浦市の医師会とも綿密な協議ができなかったのでしょうか。ワクチン接種の予約細分化についてお尋ねいたします。 152 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  ワクチンの接種予約につきましては、電話がつながりにくい状況であったということは大変市民の皆様には御迷惑をおかけしたというふうに考えております。  高齢者のワクチン接種予約につきましては、重症化のリスクが高い高齢者から接種ができるよう、75歳以上と65歳から74歳に分け受付を行ったところでございます。  医療機関での予約の申込みにつきましては、この医療機関とも協議を行い、松浦市のコールセンターのほうで予約を受け付けてほしいという要望があって、そういう形にしております。どうしても松浦市のワクチン接種につきましては、個別接種で実施するということにしておりまして、診療の合間にワクチン接種をしていただいているという状況で、医療機関のほうでワクチン接種の予約までは大変厳しいという状況がありまして、松浦市のほうでその予約を担ってもらえんかということで、松浦市のほうが医療機関の負担軽減をするために一括して予約を受け付けるということで進めてきたところでございます。 153 ◯ 3番(武部周清君)  そういう医療機関のほうでもいろいろな都合があったと思いますけど、こういったかかりつけ医のあるなしでも予約をできるだけ受け付けていただくようにお願いをして、今後また若い人とか、64歳以下の方々がありますけども、そういう方々もできれば小まめにしていったほうがスムーズにいくんじゃないかと思いますが、いかがですか。 154 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  65歳未満の方の予約受付につきましても、ある程度年齢ごと、一番は医療機関の接種可能枠がどれだけあるかというようなことと、ワクチン供給量を踏まえましてその調整をしていきたいということで、年齢、ある段階で線引きをしながら予約受付は検討していきたいというふうに考えております。 155 ◯ 3番(武部周清君)  そういう意味で、スムーズに接種ができるように工夫を考えていただきたいと思います。  それでは、感染拡大防止のために急がれるワクチン接種は、お隣の伊万里市では、70歳以上の方はもう既に2回目接種を終えています。松浦市でもイギリス型や脅威のインド型の変異コロナウイルスが拡大してこないうちに今後の接種をスムーズに進めなくてはならないと思います。  松浦市住民の方は、他県は感染防止の切り札であるワクチン接種がどんどん進んでいるのに、松浦市は県下でも非常に遅れております。大都市でもない松浦市ですから、その差の原因はどこにあるのか、その差は何なのか疑問に思っておられますので、その差についてお話を聞きたいと思います。
    156 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  松浦市が接種が遅れているというような状況でございますけれども、松浦市におきましては、4月20日から高齢者施設等の接種を開始しております。また、一般の接種につきましては、6月1日から個別接種で実施しているというようなところで、県下におきましても、個別接種で実施しているのは松浦市と平戸市のみで、他の自治体におきましては、集団接種を実施しているところがございます。  そういうことで、現在、松浦市の接種率は県内でも低いほうではございますけれども、6月1日からの接種開始を行いまして、接種率については先週1週間でかなり伸びてきているんじゃないかというふうに考えているところでございます。 157 ◯ 3番(武部周清君)  今後とも、この医療事情が分かっている医師会とも綿密に協議を重ねながら迅速に接種を進めていただきたいと思いますが、また、接種時もスムーズに進めるための工夫が必要ではないか。  例えば、先ほど安江議員もおっしゃっていましたけど、予診票を前もって配付しておくとか、分からない人に対し代筆者を配置しておくとか、市民に納得のいくこういう接種の説明を前もってしていただきたい、お願いします。 158 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  このワクチン接種につきましては、我々としても初めて行う業務でございまして、ここ実際に接種が始まってきております、課題も見えてきているところでございますので、それらを踏まえましたところで、今後スムーズな接種が進むよう進めていきたいというふうに考えております。 159 ◯ 3番(武部周清君)  今後また若い世代のワクチン接種が始まってまいりますけど、64歳以下の接種券発送は6月中の予定が今朝の新聞にも4市、島原、大村、平戸、壱岐と出ていました。政府は6月中旬の発送を求めていますが、松浦市は調査中ということで書いてありました。非常に遅れておりますので、これまでの混乱を参考にしながら、スムーズなワクチン接種が進み、一日も早い収束を期待したいと思います。  3日前に市内企業の社長さんから、200名の社員がいるので企業内接種をお願いしたいと電話がありました。市内の先生に相談しましたところ、快く相談に乗っていただきました。  報道では、官房長官の企業内や大学において、学内・企業内接種は準備が整えば6月21日より前に始めると発表されておりましたが、松浦市では職域接種についてはどのように対応するつもりでありますか、お答えをお願いします。 160 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  この職域接種につきましては、今国のほうから示されておるところでございまして、大規模企業、従業員が多いところから接種を開始していくというふうな情報を得ているところでございます。  この職域接種について、市が担う接種なのか、また、国、県のほうが担う接種なのかというようなところがまだ我々としてはっきり把握していないところでございまして、多分市のほうでの直接的な職域接種というのはないのか、企業のほうに県を通じて行われるのかなというふうに考えておりますけども、まだ詳細を把握しておりませんので、詳細を把握し次第対応していきたいというふうに考えております。 161 ◯ 3番(武部周清君)  一応企業からの申込みがあれば、それを受けるのはありますか。 162 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  職域接種を今市のほうで行うというような状況というか、そういう指示等があっておりませんので、職域、職場に対してどういう流れで接種をされるのかというようなところをもうちょっと情報を収集して、市で行うものか、集団接種的なやり方でされるのかというようなところを、ちょっとまだ情報がはっきりしておりませんので、市で職域接種を行うというようなことについては、今後国等の情報を収集した後に対応してまいりたいというふうなことでございます。 163 ◯ 3番(武部周清君)  一応、先生方も、ぜひそういうことであれば受けたいと、やりたいというふうにおっしゃっていますので、ぜひそういうスムーズな接種ができるように対応を考えていただきたいと思います。  ちなみに、接種後の副反応は2回目の接種後、特に若い女性に発熱、38度近くなったり、頭痛とか関節痛、倦怠感等があるそうですが、3日後には治ったとおっしゃっていました。心配要らないと思いますが、また、2回目との間隔を3週間以上空けたほうが抗体が多くできるとのデータが発表されております。したがって、1回目接種を多くの人に接種したほうがより早い、2回目に入る前により早い接種ができるのではないかと思いますので、そういった対応も今後考えていただきたいと思います。  それから、足の弱い高齢者等の送迎についても、平戸市にどうしていますかというふうに尋ねましたところ、どこでも乗降できるコミュニティバスを運行したそうであります。  ほかに、テレビで、全国たくさんの都市でも運行バスを出している場面を見ましたし、ネットで調べましたが、全国各地、集団接種会場へのどこでも乗り降りできる無料巡回バスを運行している記事が出ていました。また、戸口から戸口まで高齢者を送迎するボランティア活動をする人などが紹介されていました。  飲食業やスナックなどお客の減少で非常にタクシー会社、代行業の方が困っておられますので、送迎用にタクシー券を出すとか、そういった支援をしていただきたいと思います。  松浦市は交通事情が非常に悪い地域なのにもかかわらず、優しい思いやりの行動を取っておられません。この送迎用タクシー券を出すのは非常に一石二鳥の支援と思いますが、市長どういうふうにお考えですか。 164 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  本市におきましては、それぞれの医療機関の御協力をいただきまして、個別接種を実施しております。そしてまた、それぞれに接種の時間の予約等がございまして、集団接種会場に多くの方々を一度に送迎するような、そういうシステムにはなっておりませんので、基本的にそれぞれ通常の診療等の際に御利用いただいているような形で病院のほうに行っていただきたいと思っているところであります。  また、タクシー業者など非常に影響を受けている方については、この新型コロナウイルスワクチン接種のためということではなくて、別途様々な支援策を講じておりますので、そういった対応をしてまいりたいと考えております。(降壇) 165 ◯ 3番(武部周清君)  これは優しい思いやりといいますか、こういう高齢者とか足の弱い人たちの支援ということで、ぜひタクシー券とか、こういうことを利用していったらより喜ばれると思いますので、よろしくお願いいたします。  平戸市の先生とお話ししましたら、寝たきりの高齢者にこういうときこそ思いやりを持って訪問接種をしたとも言われておりました。こういった思いやりの心を松浦市も持っていただきたいと思いますが、どういうふうに考えますか。 166 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  訪問接種につきましては、訪問診療を実施される医療機関におきましては該当される方へ訪問接種を実施されているとお聞きしております。  また、別に在宅で寝たきりの方が訪問接種を受けられる場合は、ケアマネジャーが医療機関と調整を行い訪問接種ができる仕組みを構築するようにしております。  以上でございます。 167 ◯ 3番(武部周清君)  そういう優しいというか、思いやりを持った市民に対する心を出していただければと思っておりますので、よろしくお願いします。  最後にもう一点ですけど、毎日コロナ感染者発生情報が流れておりますが、感染者は感染したことだけで精神的にまいっている。差別や偏見が生じないよう個人情報の保護に留意しなければならないと思いますけれども、5月23日の長崎新聞に「コロナ感染者、地区まで公表できないのか」とありましたが、私も感染予防に生かすため、感染者が出た地域の町名、地区名まで公表したほうがよいと考えます。あまりにも松浦市というだけでは範囲が広過ぎて感染予防の注意喚起がしにくいのではないかと考えます。  以前と違って、18例の感染者が出てくれば誹謗中傷などを起こすようなことはないと思いますし、感染地域の地区名までは公表したほうがより接触せず予防につながるのではないかと考えます。  あまりにも情報やうわさ話が広がり過ぎて間違った方向へとうわさが広がっていくのではないかと考えます。  松浦市のように、小さな地域ではコロナ感染者に関する情報の広がり方が早く、情報に尾ひれがついて間違った情報になってしまうおそれが出てしまうと思います。  どうですか市長、見解をお願いいたします。 168 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  ただいま議員が御紹介になった新聞記事、私も読みまして、ある読者の方がそのように地区まで公表したほうがより感染防止に努められるんではないかということで、それに対して、県の担当者だったと思いますが、答えているのは、やはりそうはいえ、誹謗中傷などのそういったことが起こり得ると。まさに議員がおっしゃったとおり、感染した方は、感染したことをもってだけでも相当精神的なショックを受けておられるわけであります。そういった中で、どこどこの地域でというような、そういったことをお知らせすることが本当にその方にとって負担軽減になるのかどうか、やはりこの視点は忘れてはならないと思うわけであります。  松浦市のような地域だからこそとおっしゃいますけれども、そういう地域の中でもやはり感染した方々に対するそういった誤解や偏見というものがなかったわけではありませんので、まずは感染された方々のプライバシーにしっかり対応していくと、このことをまずするべきではないかと思っておりまして、地区の公表というのは基本的に県が考えることでありますが、県においても出されていないわけでありまして、市のほうにも具体的な、どこどこの地区の方ですよというところまではお知らせがないわけでありますので、ここは松浦市の判断でどうのこうのという状況にはないと思っています。  ただ、やはり誰でもかかるおそれのある、可能性のある感染症ですから、広く市民の皆さんにその誤解がないように理解を求めていくという取組は引き続き積極的にやっていきたいと思っております。(降壇) 169 ◯ 3番(武部周清君)  私の考え方は、やっぱりそういうふうに、先ほど申し上げたとおりでございますが、いろんな方もいらっしゃいますので、その点はそれでとどめたいと思います。  松浦市でもコロナ禍で経済的にも、また、病気療養中の方に面会ができないとか、家族の方々はたくさん苦労されていらっしゃいます。ワクチン接種をできるだけスムーズに進めていただきたいと願いまして、次の質問に移ってまいります。  2番目に、松浦市児童生徒のコロナ禍における学校生活についてお伺いいたします。  松浦市において、小学生にも中学生においても感染者が発生しました。子どもたちにとって一番の楽しみである修学旅行、そして運動会など楽しみをみんなそがれて思い出話が奪われております。  家族の方も同じでありますが、そんな中、教育委員会としては思い出づくりなど、こういう卒業アルバムなどをどのように考えていらっしゃいますか、お答えをお願いします。 170 ◯ 学校教育課長(松本政美君)  お答えをいたします。  修学旅行、運動会についてですが、令和2年度は市内全小中学校において修学旅行、運動会ともに実施ができております。中学校においては、実施時期や場所が例年どおりとはいかなかったものの、児童生徒にとっては思い出に残る学校行事になったものと考えます。  今年度も同様に運動会や修学旅行は実施いたします。  運動会につきましては、既に青島と今福小学校を除く全ての小学校及び鷹島中学校が5月、あるいは6月に実施できました。いずれも半日日課での短縮開催ではありましたが、コロナウイルス感染症防止対策もしっかりと行いながら、児童にとって思い出に残る運動会となりました。  なお、青島小学校、今福小学校及び鷹島中学校を除く市内中学校の運動会と体育祭は2学期に実施する予定としております。  また、1学期に予定しておりました中学校の修学旅行につきましては2学期に延期をし、場所を関西方面から広島や南九州へ計画を変更して準備を進めているところです。  今後も児童生徒の思い出づくりに向けて可能な限り中止とはせず、実施する方向で計画を模索し、対応していくことについて学校への指導と支援を行ってまいります。  以上です。 171 ◯ 3番(武部周清君)  よろしくお願いします。  私としても、やっぱり昔の同窓会、昔のことを思い出しながら、いろいろな同窓会で話が出るのは修学旅行、あそこに行ったね、あそこはどうだったかなという、そういう思い出話がいつも出ますので、ぜひこういうのはできれば実行していただきたいと思いますけど、非常に関西から南九州に変わったということで子どもたちもがっかりしていると思いますけど、その点は十分考えながらやっていただきたいと思います。  そしたら、次にコロナ禍による児童生徒の学習への影響と今後の対策をどのように考えておられるか、お願いいたします。 172 ◯ 学校教育課長(松本政美君)  お答えをいたします。  令和2年度は、学校の臨時休業がありましたが、全ての小中学校におきまして定められている授業時数の確保ができ、学びの保障ができました。  今年度は、現段階では一部の学校で学年閉鎖がありましたが、年間を通して授業時数の確保ができるとの見通しを持っており、児童生徒の学習への大きな影響はないものと考えております。  今後の対策としましては、まずはマスクの着用や手指消毒の徹底、ソーシャルディスタンスの確保など感染予防対策をしっかりと行いながら、コロナ禍における児童生徒の学びの保障に努めてまいります。  万一臨時休業となった場合には、その場合に備えたタブレット端末を家庭へ持ち帰り、自宅での個別最適な学習ができるように現在準備を進めているところでございます。  以上です。 173 ◯ 3番(武部周清君)  先日、市長の概況説明でありましたけど、GIGAスクール構想として、今、松浦市は3分の2のパソコンを保持して、あと3分の1を今年度中に十分に皆さんに行き渡るようにしたいとおっしゃっておりましたけど、そういう点も、タブレットはあれですか、もう全部子どもたちに渡っているんですか。 174 ◯ 教育総務課長(小熊 盛君)  お尋ねのタブレットですけども、現在は3分の2を配布いたしております。3分の1についてはまだ配布ができておりません。 175 ◯ 3番(武部周清君)  できるだけ早く、こういう新型コロナウイルスが今度インド型とかイギリス型に変異しております。ほとんど長崎県においては100%変異型コロナウイルスに置き換わっていると聞きますので、非常に強い感染力に、今までの2倍になっているそうですので、ぜひこういうタブレット端末を早く用意していただいて、子どもたちを安心させていただきたいと考えます。  松浦市において必ず変異コロナ感染が発生してくると思われますので、今まではワクチン接種は16歳以上の子どもとなっておりましたけど、小学5年生の感染者が発生し、今後は12歳からとなりましたので、その準備もしておかなければなりませんし、教育委員会として、GIGAスクール構想におけるオンライン授業も考えておかなければならないと思います。どのように今現在対処するつもりか、もう一度お願いします。 176 ◯ 学校教育課長(松本政美君)  お答えいたします。  先ほども申し上げましたが、現在タブレット端末の持ち帰り、このことに向けて保護者の同意書の提出を求めておるところでございます。  あわせて、教職員のオンライン授業の技術向上のための研修会への参加、これを進めているところです。  また、教材の準備としましては、算数と数学のデジタル教材の導入や、県教育委員会が提供している教材をタブレットにダウンロードする方法により、臨時休業に万一なった際もオンライン授業ができるよう、その準備を進めているところでございます。  以上です。 177 ◯ 3番(武部周清君)  ありがとうございました。ぜひこういう子どもたちが心配がないよう、こういう安心をさせるように、皆さん十分に教育委員会としても御配慮をお願いしたいと思います。  最後に、子育て・こども課にお尋ねしたいと思いますけど、諫早市では、JCがこども食券を諫早市内の中学生以下の全ての子どもを対象に指定場所で配布しているとあります。自由配布分、1回につき子ども1人当たり1枚とし、母子寡婦福祉会会員、ひとり親家庭応援分は毎月1回、複数枚とありました。市民や企業からの寄附金などを原資に、使用食券1枚につき500円を店へ支払う。飲食店のテーブルの間隔を空けて新型コロナウイルス感染防止策を取り飲食、コロナ禍でふさぎ込んだ子どもが喜んだと紹介されてありました。  支払いは諫早青年会議所が5月に発行した希望者へ無料配布したこども食券、この食券は子どもが市内の協力飲食店で食事やテイクアウトができるとありました。松浦市でもこういう子どもたちがふさいでいる中、こども食券、あるいはおやつ券などを提供して、ふさいでいる子どもたちの心を癒してはどうかと考えますが、課長に御答弁をお願いします。 178 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  新聞記事にありました諫早青年会議所の諫早こども食券プロジェクトの取組につきましては、子どもの貧困問題を受けまして市民や企業からの寄附金などを原資に、中学生以下の子どもの希望者に対し市内の協力飲食店で食事やテイクアウトができるこども食券というのを無料配布するという支援活動を行っておられるようです。  地域の大人の方たちとの交流を通じて、子どもの心の発育を促すとともに、子育て世帯の家事負担や経済的負担を少しでも和らげ、地域の宝である子どもたちは地域の大人たちみんなで支え育てていく、そういった意識を醸成することにより全ての子どもたちが夢と希望を持って成長していける地域社会の創造につなげることがその事業の目的であると記してありました。  本市におきましても、子どもたちのためにおやつ券という形を取れないかという御提案でございますけれども、おやつは補食でございますし、やはり朝昼晩の3食の食事をしっかりとることが大事だというふうに考えます。  ただ、このコロナ禍において、子どもたちの食事に関しては相当な感染対策や個々のアレルギーに対する配慮を必要といたします。また、市が行う支援活動としては、できる限り地域の隔たりなく、継続性のある支援というのが求められていると考えておりまして、現状では市の事業としてのおやつ券配布ということは考えておりません。  しかし、本市におきましては、毎年ひとり親家庭などを対象に、生活改善や健康づくりを目的とする生活支援講習会というのを開催しておりまして、今年は松浦市食生活改善推進委員会の方々を講師に迎えまして、本市で取れた食材を生かした料理教室を無料で実施いたしまして、日常の食生活により健康的で豊かにする活動に取り組むことといたしております。  地道ではございますけれども、これまでも地域で活動される方々を講師として、飾り寿司やアジフライなどの料理教室、それから、身近なものを活用した工作教室を開催してきており、今後も子どもたちの生活を支援する事業を継続して子どもたちの参加を呼びかけたいというふうに考えております。  以上です。
    179 ◯ 3番(武部周清君)  ありがとうございました。子どもたちもコロナ以上にふさぎ込んでいると思いますので、そういう子どもたちが喜ぶようなことをしていただければと思っていますので、よろしくお願いいたします。  それでは次に、3番目に、新型コロナウイルスにより松浦市経済の影響と対策についてお尋ねしたいと思います。  コロナ禍において現在まで松浦市の経済に与えた状況について、商工業、農業、漁業それぞれについて教えていただきたい。 180 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  まず、商工業についてお答えいたします。  新型コロナウイルスによる市内経済への影響について、最近の状況をお答えいたします。  まず、年明け後の1月中旬に県内全域で特別警戒警報発令継続に伴う要請が発出され、不要不急の外出自粛や県内全域の飲食店及び遊興施設に対する営業時間短縮が行われました。それにより、本市においても飲食店及び遊興施設、観光施設、その他関連する業種が大きな影響を受けました。  その後、2月初旬に飲食店の時短要請は終了したものの、県外との不要不急の往来自粛は継続され、本市でも人流抑制により飲食店をはじめ、多くの業種が影響を受けました。直近では、経済が回復する間もなく、ゴールデンウィーク期間中における緊急要請として県民に対する県外との往来自粛、家族以外との飲食を伴う会食や複数店舗の飲み歩きを控えることなど厳しい制限が設けられ、依然として市内経済に大きな影響を与えております。  具体的に、商工業について御説明いたします。  松浦商工会議所が本年5月に実施したアンケートによりますと、平常時と比較した直近1か月の状況では、75%以上減少した事業者が約12%、50%以上減少した事業者が約16%となっており、その他、10%以上影響を受けたとする事業者を加えると約7割以上に上ります。  また、影響を受けた業種は、飲食店と小売業が多く、原因としては、来客が少ない、自主的な営業自粛によるなどの回答が多い結果となっております。  次に、観光業への影響について、関係者へ聞き取りを行いましたところ、体験学習については、6月末までの修学旅行生の受入れは行わないことを決定しておられ、9月以降の受入れについては未定であり、受入れできないとなると、現在予定している7,000人の予約をキャンセルしなくてはならなくなり、非常に厳しい状況にあるとのことでした。  宿泊関係では、昨年と比較すると6割から7割の宿泊客が減少していますが、松浦地域では、松浦火力発電所の定期点検等により、本年3月以降客足が戻りつつあるとのことでございます。しかし、福島・鷹島地域では依然として回復し切れておらず、厳しい状況が続いているとのことでございます。  いずれにいたしましても、新型コロナウイルス感染症が市内経済に与える影響は依然として大きく、引き続き市内事業者や関係機関及び関係団体と連携を密にし、情報収集に当たりたいと考えております。 181 ◯ 3番(武部周清君)  では、農業とか漁業についてはいかがか、ちょっとお尋ねしてよろしいでしょうか。 182 ◯ 農林課長(金子英樹君)  農業関係につきましては、現在のところ、農家の方からコロナの影響があっているというふうな報告があっておりませんで、5月に行われました子牛の競り市場におきましても、対前年同月比増の状況でございます。  しかしながら、今後何らかの影響があるようでございましたら、検討を行ってまいりたいと考えております。 183 ◯ 水産課長(戸塚 悟君)  水産業の状況にございますが、直近の平均単価、1月から3月なんですが、昨年と比べると前年を下回っており、年間4月から3月まで期間トータルの平均単価は前年の96%ということで落ち込んでおります。  しかしながら、水揚げ数量は前年を上回るペースで推移しており、期間トータルの水揚げ金額の合計は前年比104%となっています。  次に、養殖業でございますが、単価の低迷が続いており、4月から、これは2月までになるんですけど、期間のトータルは、平均単価は前年比83%と低迷しております。また、出荷数量も前年を下回っており、期間トータルの出荷金額合計も前年比78%と落ち込んでおります。  以上です。 184 ◯ 3番(武部周清君)  すみません。漁業について、僕が聞きたかったのは、一番養殖業の方とか、大きな7キロぐらいのタイが1,000円を切ったというふうに聞いたりしておりました。それで、非常に餌代にもならないので、そこの生けすを全部あけて逃がしてしまったという話を聞いて、僕も非常にびっくりしまして、そういうところの支援をどういうふうな形でされたのか、教えていただきたいと、ちょっと思っていましたので、聞かせていただきました。  これは僕は通告していませんので、そういうことも後で教えていただきたいと思います。  補助金等があったと思いますけど、補助金が本当に困ったところに行き届いたかということをちょっと心配しております。  次に、プレミアム付商品券は、1回目、2回目と発行されましたが、どんな業種のところで多く使われ、効果があったかということをちょっとお聞きしたいと思います。 185 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  プレミアム商品券についてお答えいたします。  昨年実施したプレミアム商品券の第1弾では、登録店舗を市内に限って実施をいたしまして、登録店舗231店舗のうち207店舗で消費されており、傾向といたしましては、スーパー、贈答品小売、酒店、コンビニ等が上位となり、上位10店舗で約40%を占めております。販売額が少ないところも多くありましたが、居酒屋などの飲食店などをはじめ、自動車整備工場、理美容業、造園会社など幅広い店舗で消費していただいております。  第2弾では、登録店舗を市外に本店を有する店舗も含めて実施し、登録店舗241店舗のうち212店舗で消費され、上位10店舗のうち7店舗が市外に本店を有する店舗であり、2億4,000万円の販売額のうち1億4,000万円が市外に本店を有する店舗に集中いたしました。その他の傾向としては、第1弾と同様、幅広い店舗で消費されております。 186 ◯ 3番(武部周清君)  本当に、このプレミアム商品券は経済対策とおっしゃっていました。この支援策として非常に有効であったかどうかというところもちょっと聞きたかったんですが、この1回目、2回目の非常に商品券が欲しい人は、買える人はすごく、10万円とか、人の名義を借りてまで買ったという人もいらっしゃいました。そういうところで、買えないところも結構あったと聞いていますので、こういう支援券としてこの商品券を活用していただきたいと思いますが、スナックとか、居酒屋さんとか、非常にこれが来ていないということで困ったところに対して支援がなされたかどうかということをちょっと心配しておりました。  今後、第3弾においては、この結果から有効だと判断して、反省すべき点を分析して、3回目のプレミアム付商品券を発行されるようにされたのかどうか、どういう効果を狙ったのか、ちょっとお聞きできますでしょうか。 187 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  3回目のプレミアム付商品券についてお答えいたします。  新型コロナウイルスの影響により、市内経済の冷え込みは依然として回復し切れていない状況にあることから、今回、第3弾のプレミアム付商品券を発行し、市内経済の活性化を図りたいと考えております。  また、今回限られた予算の中で市内商工業者の支援を重点的に支援するため、第1弾と同様、市内に本店を有する店舗に絞って実施させていただいております。 188 ◯ 3番(武部周清君)  この支援券が過去2回と同じような支援では支援になりませんし、本当に困窮したところへの支援をしていくためにどういうふうなことをすればこの効果があるかということを随分工夫して、買えなかった人に平等に行き渡るような工夫をしてほしいと思っております。  特に居酒屋、スナックなど本当に困っているところに的確にいく仕組みになっているか、本来の目的をもうちょっと考えていただいて支援をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、松浦市歴史資料館の建設についてお尋ねいたします。  松浦市の歴史的遺物の保管の現状を伺います。課長お願いします。 189 ◯ 文化財課長(内野 義君)  お答えいたします。  まず、合併する前に旧松浦市が行った発掘調査で出土した遺物等は、調川小学校で展示、保管をしております。また、西九州自動車道今福インター付近での発掘調査によって出土した遺物につきましては、大浜の旧診療所内で保管をしております。 190 ◯ 3番(武部周清君)  そうした歴史的遺物をこのままにしていていいのかどうかということが非常に私は憤慨しているところでございますが、先日、宮本議員と松浦党梶谷城の史料は調川小学校にあると聞きまして、見学に参りました。びっくりしました。調川小学校の玄関を入ると一番手前の教室に第1資料室、その奥に第2資料室が鍵をかけられて存在しておりました。その奥に子どもたちの教室がありました。見るからに教室が付け足しのような感じがいたしました。小学生にとっては非常に邪魔だと思います。  この資料室を校長先生に見学させていただきましたが、所狭しと箱に入れて積み重ねてありました。見る気にもならないほどでございました。貴重な史料がこんな状態ではひど過ぎると感じました。  そこで、調川小学校の教室に保管している遺物、遺跡等類は梶谷城跡の遺物だけではなく、何でも松浦市全体の遺物を保管してあると聞きましたが、課長お尋ねします、そうですか。 191 ◯ 文化財課長(内野 義君)  先ほど答弁いたしました、合併する前に旧松浦市が行った発掘調査で出土した遺物を保管してございます。 192 ◯ 3番(武部周清君)  このままではちょっとひど過ぎると思いますので、この小学校に保管してある松浦市の歴史を伝える貴重な遺物ですが、年代別に整理してあるのでしょうか、整理した目録はあるのでしょうか。松浦市のどこの所管に整理しているのか、お尋ねいたします。 193 ◯ 文化財課長(内野 義君)  まず、目録等はございません。各調査で行われた資料につきましては、その調査ごとの発掘調査報告書で整理をいたしております。  また、調川小学校に保管しております遺物がございますが、部屋を2つに分けてございまして、手前のほうにコンテナに入ったものが、いわゆる遺物の整理のランクでいけば低いもの、遺物のランクの高いものは奥の部屋でガラスのケースに展示をしている状況です。 194 ◯ 3番(武部周清君)  それでいいと思いますか。 195 ◯ 文化財課長(内野 義君)  貴重な史料もございまして、適正な管理を行う必要があると認識しております。  しかしながら、やはり設備等の問題で現状なかなか難しい状況にございます。 196 ◯ 3番(武部周清君)  この調川小学校に保管してある遺物を山積みされている現場を見て我々は驚いていますが、旧福島町には立派な民俗資料館があります。旧松浦市時代から松浦市全体の資料館がありません。年々松浦市の歴史を子々孫々に伝えていかなければならないという高齢者の方々がいなくなっていく中で、元寇ブームが起きている今こそ、市長は旧松浦市全体の資料館の建設計画を検討する時期に来ていると考えますが、いかがですか。 197 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  以前からこの松浦市内にそういった資料館が必要ではないかという議論は合併前から行われてきていたと認識いたしております。しかしながら、それがやっぱり実現できなかったというのは、その時々に必要な施策があり、予算を充当することができなかったということが現在に至っていると思っています。  現時点においても、さらに財政状況が厳しくなっている中で、様々な行政課題がございます。そういったものとの必要性、緊急性、こういったものを十分考えながら今後とも対応していかなければならないと思っていますし、まだまだ文化財行政においても、鷹島神崎遺跡の保存活用ですとか、こういったものもまだまだやらなければいけないことが数多くございますので、こういったものとの必要性を十分に検証しながら対応していかなければならないと考えております。(降壇) 198 ◯ 3番(武部周清君)  昔のですね、非常に貴重な史料が眠っておりますので、そういうものを見たいという人も結構いらっしゃいます。ぜひこれは何とか資料館の建設を計画していっていただきたいと考えますので、よろしくお願いしたいと思いますが、今福は松浦党の本家、平戸は分家でありますけれども、松浦史料博物館があります。分家にあって本家にはないというのはおかしい話でありますので、せめて歴史資料館は必要と思いますので、ぜひその計画を考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  次に、5番目に、史跡梶谷城跡保存整備基本計画の実現についてですが、文化財の保護法が改正を受け、文化財保存活用地域計画の準備を進めている。まちづくりや観光事業などほかの行政分野と連携して総合的な保存活用を進めていくための枠組みづくりという形での計画を策定したい。環境調査、景観調査等については参考にしたいとありますが、文化財保存活用地域計画の進捗状況をお尋ねいたします。 199 ◯ 文化財課長(内野 義君)  文化財保存活用地域計画につきましては、令和3年度事業として採択を受けました。令和3年度は市内の文化財の基礎的な調査を行うこととしておりまして、準備を進めております。  当該計画は令和3年度から5年度までの3か年間をかけて策定までを行うこととしております。まだ今策定の準備中というところでございます。 200 ◯ 3番(武部周清君)  どんどん進めていただきたいと思います。  時間が迫ってまいりましたので、5月初旬に梶谷城の様子を見に登ってまいりました。草ぼうぼうの中、佐々から来たという2人の60代後半の松浦党をよく御存じの方で、松浦党の本拠地梶谷城がこれじゃひど過ぎる、先祖が泣きますよとおっしゃられ、地元民である私は恥ずかしさでいっぱいでした。何とかせねばとつくづく思いました。そして、きれいに道路を整地し、場内を整備すれば梶谷城跡を見に来られる方が必ず増えると考えます。  私は6月1日にも登ってきましたが、松浦市の会計課から雇われたという2人の人が除草されておりましたが、その方とお話をしばらくしましたら、昨日も熊本から来たという夫婦の来訪者や佐賀県の北方から来たという人がいらっしゃいました。こういう由緒あるところはもっと整備せんばですよと言われました。松浦市の歴史を子々孫々に伝えていくためにも、ぜひこういう整備を早急にしていただきたいと思います。  梶谷城のことも随分何回となくお願いし、話をしてまいりました。ぜひこれからも取り上げてまいりますので、何とかして、先日も話しました、12月の定例会で市長は、梶谷城跡の整備はやれるところからやると答弁されておりますし、ボートレースチケットショップによる環境整備協力金の使途についても伺いました。地元滑栄地区を重点的に優先して使っていきたいと答弁されました。地元というなれば、梶谷城の東側、滑栄地区であります。滑栄地区の地区長をはじめ、役員さんは皆、梶谷城保存会の会員ですので、この梶谷城整備のため使うべきだということを話し合いました。ぜひとも梶谷城址の保存整備のために充当すべきだと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  最後に、本当の登山道路は、右側の階段ですが、崩れかけて危険であります。すぐにでも階段や手すりを改修せねばならないと考えますが、改修する気があるかどうか、最後にお答えをお願いします。 201 ◯ 文化財課長(内野 義君)  施設設備の改修となりますと規模も大きくなりますし、あそこが県の指定管理文化財になりまして、施設の改修の届出等が必要となります。許可の下りる範囲内で、伐採とかと併せてどういうふうにするか検討したいと思います。 202 ◯ 3番(武部周清君)  市長、副市長、教育長の皆さんは最近梶谷城に登ったことがありますか。ないですね。市長は最近登ったことがありますか。 203 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  最近がどのくらいまでかよく分かりませんが、私が認識する最近では、登っておりません。(降壇) 204 ◯ 3番(武部周清君)  多分登ったら、ああ、これはちゃんとせにゃいかんなという気になられると思いますので、ぜひ近いうちに登っていただきたい。そして、見て、どうしようかということまで考えていただきたいと思います。よろしくお願いします。  これで私の質問を終わります。    (武部議員 一般質問席 降壇) 205 ◯ 議長(久枝邦彦君)  以上をもちまして武部周清議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後2時13分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後2時25分 再開 206 ◯ 議長(久枝邦彦君)
     再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、14番・鈴立議員の登壇を願います。  (鈴立議員 一般質問席 登壇)(拍手) 207 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  4番目でございまして、お疲れと思います。  まず初めに、コロナ対策で大変御苦労なさっておられる理事者の皆様方には本当に御苦労さまを申し上げたいと思います。体のほうは大事にされていただければと思います。  聞き取りのときも申し上げましたけど、コロナで皆さん大変ですので、あまり込み入った数字とか、そういうのは聞きませんよというふうに言っておりますので、今日の質問は大体の概要で、お気持ち等々をお話ししていただければと思っております。  第1問ですけども、これまでの火力発電、その安定した送電に非常に九州電力、電源開発、貢献してきておられます。これについて私のほうが質問して、理事者のほうが答えるというのはなかなか大変なことでございますので、大体自分もこう思っているんだけどというお話をしますので、それについて差し支えのないところでお話をいただければと思います。  私の思いは、これは九州電力、電源開発さんが松浦に来られるのは、当時の久保勘一知事さんでございます。非常に難儀をされて、何回も何回も星鹿、川原辺田等々の、それに松浦市に説明に来られて、そして何とか昭和初期からの黒いダイヤと言われた石炭が技術改革で巣立っていった、その後の松浦を何とかせないけないだろうということで、久保知事は一生懸命奔走されて、そしてやっと松浦に火力発電所が決定したと。これによって、また松浦は5万数千の松浦市勢からだんだん減っていったのを何とか盛り返すことができるだろうという知事の熱い思いで誘致がなされて、今日まで至っておるところでございます。これについては、私はこの質問をする場合、久保勘一元知事に最大の敬意を表して質問したいなと、こう思っているところでございます。  このようにして松浦市に安定供給ができる発電所ができました。そして、日本は地下鉱物資源がございません。安定供給をすることによって電力をフル稼働して、そして納期までに最高の品質の製品を全世界に輸出するという貴い、そして非常に大事な電力の安定供給がなされているということに、しかもそれが松浦に発電所があるということに自分は非常に誇りに思っているところです。  ただ、私が今思うとは、2050年には脱炭素、CO2を減らしましょう、石炭からほかの再生可能エネルギーにしましょうというふうに言われています。自分は逆に、これだけの設備と火力発電の安定送電がなされているこの施設を、そうたやすく閉ざす必要はないんじゃないかと思っているんです。  コロナで来られませんけど、いつも前は来られる九州電力の方に、自宅に来られたときにCO2を限りなくゼロに近いフィルターを作りなさいよと。今、仮に1000分の1のフィルターで放出しているものを1万分の1とか5万分の1のフィルターを発明しなさいと。日本はノーベル賞を毎年もらっている有能な民族ですよ、こう言っているんですけども、そのような気持ちで2050年に何も火力発電所を絶やす必要もない。  再生可能エネルギーは、市長も見ておられると思いますが、電気の通知書のここの下に再エネ賦課金と書いてあるんですよ。自分のところの電力で、今1,229円、賦課がかかっているんです。これは再生可能エネルギーの太陽光と風力、水力、地熱、これを電力会社は買い取って、電力会社の利益からは払わないで、皆さんみんなから賦課されているんです。これがここ何年もたっていくと1万円近くなるだろうと。民間になっているんです。  そういうふうなことで、自分はいつも不思議に思っているのは、フィルターを作ればいいじゃないかというのがいつも思っているんです。そして、マッカイの石炭を通じた親交、親睦、それもずっとできていく。何も国の進めるようにどんどん減らして、そして再生可能エネルギーに依存していきますよと言われるんですが、太陽光を見てみんですか。山を削って、畑をして、CO2に貢献しているのにそれを切ってしまって、パネルをずっと置いている。ところが、太陽光の上は温度が上がっているんですよ。太陽の照り返しで、あの銀色の板の上には相当数の照り返しで温度が上がっている。山を切って、CO2に貢献している山を開いて、それでパネルをして、そしてその周辺は照り返しで温度が上がって、そしてお金は民間に負担させて、今、自分のところで1,229円で、これが何十年もたっていったら1万円ぐらいになるだろうと言われた。そういうことを考えると、石炭は火力発電の限りなくゼロに近いフィルターを作ればいいじゃないかと。そしたらば、別に再生可、再生可と言わなくても、石炭のそれを、化石燃料を使うこともいいんじゃないかなと、自分はそのように思っているんですけど、市長もどのようなお考えで、いろいろマスコミとかも全国、全世界で2050年にはゼロにする、そういうふうな言い方をしているけども、自分はゼロにするためには、フィルターを使ってゼロにしていけば、何か石炭火力発電だけが一番の悪のターゲットになっているような言い方をされるのに非常に自分はしゃくにいつも思っているんですが、これは市長も理事者として、全体の松浦市民の健康を思うときの最高の責任者としてどう感じておられるかなと、こう思っております。 208 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  議員から御紹介がありましたとおり、国においては2050年の脱炭素社会、カーボンニュートラルの実現を目指すという方針が打ち出されまして、省エネルギーの徹底、再生可能エネルギーの推進により、安全で安定的なエネルギーの供給を確立するとされておりまして、その道筋の中で石炭火力に対する政策の抜本的転換を表明されております。  本市において、松浦火力発電所は地元関連企業や商店街への消費効果など、地域を支える重要な産業であるとともに、これまで国のエネルギー政策に大きく貢献してきたものと認識しております。また、休廃止の対象となれば、雇用の場の喪失や消費等の低迷など、地域経済に及ぼす影響は計り知れないものであります。  また、松浦火力発電所の誘致については、先ほど議員もおっしゃったとおり、当時の関係者の大変な御努力、そして地域皆様方の御理解により実現できたものであると認識いたしております。  このようなことから、市としましては、去る5月27日に長崎県知事及び長崎県議会議長に対しまして、脱炭素社会に対応した形での火力発電所の存続に向け、石炭燃料をバイオマスや水素などへ転換する取組、これが今、国などでも議論されておりますので、こういった技術革新に対して電力業者の取組の支援を国に対し働きかけていただくよう、重点要望項目として要望してきたところであります。  また、両電力事業者、松浦商工会議所、まつうら観光物産協会に呼びかけを行いまして、松浦火力発電所に対する勉強会を開催しております。第2回目からは市議会の議長、副議長、産業経済委員長にも御出席をいただいているところでございまして、ここでは地域経済への影響や再生可能エネルギー導入における調整電源としての存在など、重要な役割を果たす火力発電所の存続に向けて働きかけを行うこと。また、この発電所の役割を正しく理解していただくよう、市民をはじめ、広く啓発を図ることなど、議論の柱として意見交換を行っているところでございます。今後、勉強会で確認された内容をベースとして、国などへの要望活動につなげていきたいと、このように考えております。  また、議員もおっしゃいましたとおり、現在、これまで松浦市、建設当時、そして2号機まで建設し、東洋一の発電所という地域の誇りとして認識をしてまいりました。それがここに至っては非常に悪者のような扱いになってしまっている。しかしながら、地球全体の気候変動に対しては、やはり危機的な意識を持つべきだ。この議論は決して間違っていないと思いますし、私どももそのように認識しなければならないと思っております。  その上で、やはり再生可能エネルギーを進めれば進めるほど、その調整電源というのがどこかに委ねなければなりません。それを何に委ねていくのか。太陽光が曇天によって発電しないとき、風力が風が止まって発電しないとき、そういったときに、じゃ、電力を使わなくていいじゃないか、そういうことで経済が成り立つのか。こういったことを考えますと、やはり全てにバランスの取れた対応が必要であると。そういった意味では、現在の技術においては、その調整電力の一翼を担っている火力発電所の存在をしっかり認識していただくことが必要であると思っております。  一方で、CO2対策、これはやはり世界的な課題でありますので、ここにどう対応していくかということは政府においてもしっかり考えていただく。2050年のカーボンニュートラルの実現においては、その時点でもCO2排出をなくす形での火力発電所存続ができないのか。引き続きそういったものを勉強した上で必要な対応を取ってまいりたいと考えているところでございます。(降壇) 209 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  私がいつもいろんなBSの衛星放送とか何かで出るのは、何か2050年には火力発電はなくしてしまわなきゃいけないような雰囲気の情報があるんですが、自分はあまりにも、努力をしてみて、先ほど言いましたように、久保知事は本当に、今はタオルと言いますけど、手拭いを腰にして、そしてあぐらをかいて、膝を突き合わせて、そして星鹿の方々、松浦の方々と会話をして、譲歩をして、説得して、そして何とかここの松浦に火力発電を設置してあげようという御努力をされた。その思いに何か軽々と、はい、もう火力発電はCO2の一番凶になるものだから、早く太陽光に、風力にもして、再生可能エネルギー、地球温暖化を防いで、そして地球に優しい環境をつくっていこうというとはいいんですけど、あまりにも前のめりに、ああ、それは大事だ、石炭はやめたというような考え方というのがあるとすれば、自分はあまりにも歯がゆいなと、こう思うんです。  それよりも、しっかりとこれから、自分は冗談でもいいんですが、ハブにしても、コブラにしても、注射を打って、そして抗体をして、そして中和してできるような薬もあるんですから、だから、CO2を先ほど申し上げましたように1000分の1のフィルターで除去するのを1万分の1、2万分の1というフィルターで除去する技術は必ずつくれると、こう思うんです。青色ダイオードも、世界ではつくれないと言われていたのが日本の博士によってあれは達成して、今それぞれのところに青色ダイオードは利用されている。だから、してみればできると、こう思うんです。そうたやすく火力発電をだんだん減らしていくという考え方というのには非常に自分は不満を持っているわけでございます。  これまで送電をして、安定供給をして、日本の企業の安定な、約束に応じて、その期日までに全世界に最高の品質を提供してきた火力発電電力ですね。それの一端を担っているのは松浦の電源開発、九州電力なんですよ。その中で、松浦市にも多大な貢献をしてこられたと思います。  松浦の市議会も、当時の松尾社長さんのところに2号機の建設を早くしてください、要望に行ったんですよ。だから、自分としてはそういう立場で動いた人間が、そうですね、もう火力は時代で駄目ですよ。地球環境に、世界に遅れますよ。だから、再生可能エネルギーにしていかなきゃですよというとには非常に自分は不満を持っていると。  そこで、担当課に詳しくではなくていいですので、松浦市に設置をされた九州電力、電源開発の設置によって、松浦市にどのような大きな貢献度がなされてきているのかという大きな項目だけでも分かるところでお知らせできれば、答えていただければと思います。 210 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  両電力の地域における貢献というのは、雇用や地域経済の活性について、これまで多大な影響、経済効果をもたらしていただいたと認識しております。  その上で、本市の企業誘致の考え方について少し御説明させていただきます。  本市の企業誘致の考え方につきましては、雇用の増加が見込まれ、設備投資による地域経済への波及効果が期待される、そのような企業を対象にするということで、そういう考え方に沿って企業誘致活動を行っております。  また、企業を誘致する際には、地域との共存を図り、地域貢献ができる企業であるかという点、また誘致する企業が周辺の住環境へ適した業種、業態であるかという点など、総合的な観点から判断を行うようにしております。  両電力にかかわらず、松浦市が企業誘致をする際にはこういう観点で判断を行っているというところでございます。 211 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  自分の質問と答えが合っていなかったんですが、誘致ではなしに、これまで本日まで九州電力と電源開発が松浦で稼働してどのような大きな貢献があっているのかというとをお聞きしたいなと、こう思っています。 212 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  失礼いたしました。  先ほどから冒頭に申し上げましたとおり、雇用の拡大、それと地域の経済に大きな貢献をいただいていると思っております。 213 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  いろんな固定資産税とか、そのような金額的なところでは今までどのような動きが出てきておるんですか。 214 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  今、議員のほうから税収についてのお話もございましたので、極めて大ざっぱな数字になりますけども、大体松浦市の市税というのが約50億円。そのうち、実は40億円は固定資産税が占めております。さらに、その40億円の中の約30億円、これは両電力に伴う固定資産税、あるいは償却資産税、こういった構成になっておりますので、極めて大きい税収面での影響があるというふうに言わざるを得ないと思っております。(降壇) 215 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  今の副市長のほうからの数字が出ております。細かくはいいわけですけど、概要だけでもそのように非常に貢献は、それといろんなつながり、松浦市とのつながりのいろんなイベントも非常に気持ちよくしておられる。だから、家へ来られたときには、松浦市民と会社が融和を持って、そして、ああ、松浦のこの地に九州電力が設置されてよかったなと社員の人が思われ、また今度は市民の方が、ああ、いい電力会社の人たちねと言われるような、そういう融和の関係をずっとつくっていけばいいですよねと言って話をしております。  その中から生産される石炭、そして、その石炭を運んできてするマッカイ市との交流。それで、その送電線を受けた各零細企業から大きな企業までが安全ですばらしい、電気節約とか調整がなくて、安定的に供給ができる。そして、最高の品質が全世界に流れて、そしてそこで日本の製品の品質を非常に高めて、信頼度を高める。これは非常に貢献しているということですので、私はこれを長く位置づけていく。何も2050年に脱炭素のCO2で火力はやめますよの言い方というのは考えをしないで、要はフィルターをしっかり備えて、限りなくゼロに等しい、煙突からの排気ガスというのがゼロになる、無煙の火力発電所が存在していくということが非常に大事じゃないかな、こう思っておるところでございます。  お金だけでもそれだけの貢献をしておるし、人間交流でも非常な貢献をしている。これが石炭のおかげで、マッカイというところの方々と人間味のある付き合いができるということは非常にこれも宝だと思うんですよね。だから、それをたやすく再生可能エネルギーのほうに行かないでと思っております。  私は再生可能エネルギーで、皆さんに非常に居住環境が豊かな中にして再生可能エネルギーはできていくということについて、そして地球に優しい、そして温暖化を食い止めるというのでは大賛成ですけども、そこのところには努力が必要じゃないかなと、こう思っているところでございます。そして、よりよい電力供給というのをしていただきたいということで、市長のほうにお考えをお聞きしてみました。  次に、2番目ですけども、里山というところがこれから非常に危惧することになってくるんじゃないかなと、こう思っていますのは、昔からのどかな、本当に人情味のある、田植もいいをしあいながら手伝いをする、そういうふうな世の中でございました。そして、一生懸命多い子どもたちを支えて、お父さんは召集令状で召喚されて行ってしまう。残った奥さん、ばあちゃんたちで子どもを育てる。そういうことをして、いい等級に入った米は供出して、そして麦御飯をして食べて、そのおかげで平和な今があるんだということが忘れがちになっているんじゃないかなと。そういう心情の中で、ああ、お金になることであればそれはいいんじゃないかな、安易に決定をしていくということについて、自分は非常に危惧を持っているわけでございます。  すばらしい人情味のある住居環境というものは、非常に苦難なこともありますけど、これを乗り越えないと、自分たちの、おらがまちの、おらの地域の住環境は保たれないと、こう思っているんです。  だから、風力にしても、太陽光にしても、ほかの工場誘致にしても、まずはその地域に住む人たちの住環境というのを最大限に配慮していかなきゃいけない。ところが、今はその地域にずっと昔から生活しておられる人たちの環境を脅かすような状況で、いろんな建造物が建っていくということは自分は絶対許されないと。そのためにはしっかりと情報共有をしながら、そして連絡を取りながら、理解を深めながらその地域に建造物ができていくということならばいいんでしょうけど、今は安易にどこかの外資系が来て、とんとんとんと何人かの農家の人たちに書類を渡して、印鑑をもらって、そしてぐっともしっとも言えないようになって、そして事を進めていくと。そのようなことで住環境は守られない、こう思っているんですけども、松浦市のほうも風力というのが出て、3月議会も私も事の次第をしっかり言わなきゃいけないので、時間を大分取って反対討論しましたけども、本当に切実な思いでおられる人たちがおられるということを肝に銘じて進めていかなければいけないと思います。  企業誘致もしかりでございます。企業誘致をすると、雇用力を上げ、そして市のほうにお金が入ってきますけども、それに増して、非常に生活環境がどん底に陥るようなことになってはいけないし、夜中も三交代でトントン、トントン音のするようでは安定した生活は守られない。それと一緒ですけども、担当課としては、企業誘致にしても、そういう建造物の設置にしても、しっかりと住環境、松浦市民の人たちが、市長も言われる、前の市長も言われたように、住み続けたい松浦の地域環境をつくっていくというところにしっかりと目を開いて行政をしていただかねばいけないと思うんですが、担当課はどのような心をしてそれに対応していこうとしておられるのか、お聞きしたいと思います。 216 ◯ 地域経済活性課長(山口玲子君)  お答えいたします。  先ほども申し上げましたが、企業誘致をする際には、ある一定の側面だけではなく、地域の共存、地域へ貢献できる企業かどうか、そういうところも判断の重要な視点になると思います。  あと、その地域に適した業種、業態。先ほども申し上げましたが、業種、業態が適しているかどうかというのを判断しながら企業誘致を進めてまいりたいと考えております。 217 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  言葉が先のめりしていくと、太陽光にしても、工場誘致にしても、風力発電にしても、結果的には風力とか太陽光とかは再生可能エネルギーというのをすることによって脱炭素をして、地球温暖化を防いで、そして地球に優しいと。言葉はいいことがずっと並んでいくんですよね。ところが、その過程。過程は前もテレビ、新聞に載ったように、太陽光で捕まった企業が何億円かありましたね。それと一緒で、何かそういう言葉に乗っかって、そして要は本当にそのような思いで企業を設置していくとはいいとでしょうけども、そういう言葉にあやかったようにして、営利、言葉で悪いけれども、あきんど的なところを見過ごしてしまってしていくと。だから、ある文書の中に、農家の方々の何件かに接触して、契約のような文書を取り交わして、にっちもさっちもいかんようにして、そして建てていく。  四、五日前、女性の校長先生上がりの方が家へ来られて、松浦の人じゃございませんけど、困ったんですよと。親戚あたりで反対を大抵したんですけども、農家の何件が契約をしてしまっていると。それで、どうもできなかったと。それで、今、風力が建っているんですよ。それで、いや、鈴立議員さんが反対しておられると。いや、自分はしているんですよと言って話したときに、早くそういう、どうせなら、何件かに承諾を取って、土地所有者、そしたらもうどうしようもないと。幾ら言っても駄目だったということで嘆いて来られたんですが、自分たちとしてはそういう状況で造ってもらったら困るとですよ。住民としっかり話し合って、納得して、これから20年、30年後、これが廃棄処分になるときにしっかりと更地にして戻してくれる、そういうところをしっかり見た後していかなければ困るんですけども、そのようでいろいろ問題があちらこちら、全国で起きているということは、それだけ住環境というのが危ぶまれていっているということですので、そこをしっかりした、松浦市からそのようなことが何回も起きないようにと思いますが、市長は今の状況でどのように考え、どういうような方向を持っておられるのか、お聞きしたいと思います。 218 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  まず、本市の企業誘致の考え方については、先ほど地域経済活性課長が御答弁申し上げましたとおり、雇用の増加が見込まれるといえども、やっぱりそれぞれの地域への貢献、共存共栄できるかとか、こういった点を十分考えなければなりませんし、何より周辺の住環境に適した業態であるか、こういったことを判断した上で企業誘致を図っていかなければならないと思っております。  私に対するお尋ねについては、風力発電に対するお尋ねかと思いますので、まずは資源エネルギー庁が示す風力発電のガイドラインにおいて、地域住民と適切なコミュニケーションを図るとともに、地域住民に十分配慮して事業を実施するよう努めることとされておりますので、事業者におかれては、このガイドラインに沿って適切な対応をしていただきたいと、このように考えているところでございます。(降壇) 219 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  今からいろんな企業を起こされる方、また松浦に企業の工場を設置しようかなという事業者、起業者というのもおられると思いますけども、やはり今、市長が言われるように、企業もいろいろあって、大きな音を立てるプレスの人たちというのはまちの中は行かないわけで、適切に住環境の中で一定のがあって、それが睡眠とか、いろんなのに影響しないところ、いろんなとを十分配慮しながら雇用の確保をし、そして税の増を図ってしていかないけないと、こう自分も思います。  ただ、こんな企業とは思わなかったと言って後から後悔するのが、誘致された場所が適切じゃないところになってくるということになると、非常にそこには摩擦が生じてくるということですので、企業誘致の場合もしっかりそこを踏まえてもらうということと、あと風力あたりについても、太陽光にしても、自分が思うとは、あそこにもここにもと、いっぱいあるのがいいかどうかというのは自分は申し上げませんけど、結果的には太陽光の上部のほうは非常に温度が上がっていると思うんです。これは自分が何度に上がっておるというのは分からないけど、山とかの原野を全部太陽光にしてみんですか。そこにあれば温度は、結果的には貢献していた山と原野は逆に照り返しで温度は上がっているんですよ。相当数上がっている。そういうふうにして、そしてそのお金は全部、皆さん方の請求・納付の中に再エネ賦課金と書いて上がってくる。これは今、自分のところが1,229円ですけど、見とってみんですか。毎年毎年上がっている。そして、照り返しで温度は上げておいて、そしてお金は自分たちが払ってと、こうなる。だから、それよりも火力発電あたりはフィルターを提げれば、別にそこから供給せんでもいいんだからいいんじゃないかなと、これは自分の考えぐらいの能力で言っているだけですけども、そこのところがあるので、十分そこ辺りを踏まえながら検討していかないけないんじゃないかなと、こう思っています。  私は今回、住環境で質問する一番元は、何かをしでかすがために、一部の市民が苦境の中のどん底になってでもそれを進めようとすることは自分は決して許されない。地域を二分することも許されない。のどかで穏やか、人情味のあふれる、そういう里山、その地域、その松浦市をつくっていかないけないんじゃないかなと。そして、最終的にはこの標題にも出る、住み続けたい松浦、ここに行き着くんじゃないかなと思いますので、そこのところをしっかり肝に銘じながら行政を進めていただきますようにお願いをしたいと思います。  3問目ですけども、これは教育委員会のほうになりますが、ある地域の人からありまして、あっ、なるほどなと、こう思って今日質問することにしたんですが、自分たちが小学校、中学校の頃には自分たちの学年だけでその地域から五、六人おりました。自分のときの学年の同じ地区の中で7人。ところが、今、その地区の中で1軒だけで2人。まだ1年か2年が2人だけ。前と物すごく違う。昔は炭鉱がありまして、だから、小学校あたりのときには自分たちの学年も地域あたりも多かったんですが、昔は部落と言っていましたが、地域の中でも5年生、6年生のときはその学年だけで五、六人おったんですけど、今はその地域でたった1軒だけの1人とか、そのことを考えて今日は質問したいんですが、あるところからうちの娘は、1年か2年とかです。兄弟おるんだそうです。1年と3年かな、入ったんです。その地域から1軒だけで、そしたら、前はイノシシで危ないとか、落石が危ないと言って自分は何回か質問したことがあるんです、学校のことでですね。ところが、娘たち2人して遠くから歩かせるのがおっかなくてですと。前は先輩がおられたから、わあわあ言って、先輩の6年生が先頭に立って、あと5年生が後方から真ん中に挟んで、ぞろぞろ、わあわあ、そしたら後ろから5年生が、ほら、道路、車道に出たら駄目駄目と言って、こう行っていたと。それが今はできないと。たったうちの家だけだから。だから、何とか遠距離というですか、バスのチケットか何か、それをすると、バスに乗せれば安心なんだけどねという声だったとです。  だから、前は4キロですかね。だから、その4キロというのを少し外してもらって、それがまた上級生たちが増えてくればいいとでしょうけど、危なかと。道路もそうだけど、途中で声かけられたり、いろいろがあって危なくて、バスに乗せたら本当に安心して行けるんだけどねという声でしたので、ああ、時代が変わったなと。前はいっぱいおって、先輩、後輩がぞろぞろ来て、車道にはみ出したとも注意しながら行っていたのが、今はたった1人と。これは少子化の弊害だなと、こう思ったんですが、これについて教育委員会として、今、即答して、はい、こうこうということは答えが出ないかも分かりませんが、これは考える余地のある事項じゃないかなと、こう思うんですが、そこのところをお聞きしたいと思います。 220 ◯ 教育長(今西誠司君)(登壇)  お答えいたします。  議員が紹介されました事例につきましては、私も校長に確認をいたしました。そうしたところ、学校と保護者、また保護者同士が対応を協議され、その子どもの安全を保つために、集団登校の場所までは保護者が送り、その後は隣の地区の児童と一緒に登校しているというふうに聞いております。また、帰りは保護者が学童保育に迎えに来られるということでございました。  今御指摘の通学費補助制度の見直しにつきましては、全市的な立場から慎重に検討する必要があるというふうに考えます。  まずは、登下校において課題がある場合には、先ほど紹介しましたように学校、保護者を中心に、地域の方の協力を得ながら対応を検討していただきたいというふうに思っております。  ただ、少子化による影響であるとか、地域の実情で一人で歩く距離が長いとか、そういう事情もございますので、状況によっては教育委員会として、学校、保護者と十分協議をしながら対応してまいりたいと考えます。  以上でございます。(降壇) 221 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  これから松浦を巣立ってよその地域に行かれる方もおられましょうし、松浦から跡を取って、そして松浦を背負っていく人たちが今学びやで、小学校、中学校、幼稚園、保育所等々でそれぞれ成長に応じた教育を受けて、体力をおつけしてこられています。この貴い命の宝をちょっとしたことで、ああ、そういう手だてをしておけばよかったのかなと言っても、命が絶ってしまってからはどうしようもないので、自分としては、前は多くの子どもたちと彼岸花をチャンバラごっこしながら、わあわあ言って道草を食って帰っていっていた子どもたちが、たったその地域で兄弟2人だけ。それもまだ年少組となると、親の思う、じいちゃんの思う気持ちは分かるわけですが、そういうときに、一時期であろうと思うんですけども、手だての方法があればなと。これのバスとなると金額が来ますので、松浦市全体でそういう環境から通っている子どもたちというのが、地区、学校ごとにどういうふうな状況が今の実態なのかというのを調べてもらって、そしてあまりお金だからどうのということで、命がどうのということははかれないわけですので、できる限り子どもたちの命というものに最大限寄り添った行政をしていただければなと、こう思っておるんですが、そこのところのこれからの段取りをちょっとお聞かせいただければと思います。 222 ◯ 学校教育課長(松本政美君)  お答えします。  今回、議員お話があったような一人で遠距離を通学しなければならないといった徒歩通学をしている児童生徒につきましては、その保護者からの安全に不安があるといった相談が学校に寄せられていないか、まずは各学校に可能な限りそういった情報収集に努めるよう指導してまいりたいと考えます。  あわせて、今後、児童生徒数が減少してまいる中で、登下校中の現状把握ということで、まずは発達段階とか、一人通学とか、そういったことをしっかり考慮した上で、危険性がないかをしっかりと通学上の安全確保を確認してもらうということ。それから、必要に応じて保護者としっかり協議をして、可能な限りの安全確保を行うように各学校に指導するとともに、今、コミュニティースクールというのがございます。学校においては、学校運営協議会を活用して、あるいはそのほかの学校では学校支援会議というのがございますので、そういった児童生徒の登校時の見守りとか安全対策について協議をし、安全確保のための対策を提案しながら、地域を巻き込んだ児童生徒の安全確保の推進に努めるよう、学校へ今後指導してまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 223 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  バス通学となると、甘やかしというふうな考え方が直結してきてくるんですが、今は甘やかしどころじゃなしに、危険性というところから。だから、通学は4キロ以上じゃなくして、4キロ以下でも非常に危ない崖っ縁の上にあるとか、それからイノシシ、不安定な石があるとか、いろんな危険要素を含んだ通学路というのがあるだろうと思いますので、先ほどの幼少の1年、2年のちっちゃい子どもたち2人だけもですけども、それ以外にも、やはり4キロ以内であっても非常に山道を歩かないけないとか、いろいろのがありますので、そういうところはPTA、親さんたちも十分配慮しておられると思いますが、安全な通学路確保というものにいま一度しっかり目を向ける必要があるんじゃないかなと、こう思っています。  上志佐小学校も2人卒業して、8人か9人ぐらいですかね。今、志佐から通ってきております。何とかこれも増えていけばなと、こう思っておりますし、また来年は上志佐保育所に志佐から来ている親さんが今度そのまま上志佐小学校にという声も出よりますので、2人卒業し、9人か、今、志佐から通ってきていますので、何とか学校もやっぱり心の過疎化にならないように、地域の過疎化ゆえに、学校がなくなるということは、自分は心の過疎化が進むと、こう思っておりますので、何とか上志佐も小学校を存続させ、そしてその地域から通う人たちも安全な登下校ができるような、そういう環境づくりというのを私たち大人がしっかりとサポートしていくということは非常に大事じゃなかろうかなと、こう思います。  これにはお金のかかることでございますので、最後に市長にこの件については、教育行政についてお気持ちをお聞かせいただければと思います。 224 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  それぞれの地域で多くの皆様方が暮らしやすい環境をつくるためにということから、また地域の、いわゆる心のよりどころといいますか、拠点という意味での小学校の存続は非常に大切だと思っております。  このようなことから、現在、小学校区単位のまちづくりの取組を進めるということで、今、担当課によって住民の皆様方に声かけをしているところであります。こういった取組の先駆例が、現在、上志佐小学校がコミュニティースクールとして活動なさっていっておられまして、やはりそういった活動の中から、まさに大人が、そして行政が地域を守るためにどのような対応をすべきかという議論をしていかなければならないと思っておりますので、ぜひ全市、全ての小学校区において小学校区ごとのまちづくりの団体が設立されて、そういったそれぞれの地域の課題を住民の皆様方と一緒になって解決できるような仕組みづくり、これに努めてまいりたいと、このように考えているところでございます。(降壇) 225 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  3事項の通告をしておりますけども、これで質問を終わりますけども、どうぞこれから飛び飛びとコロナの感染が放送されますので、理事者の皆様方、体に十分気をつけられて、そして職務を遂行し、これから先、松浦市から感染者が出ないように、私どもももちろんですけど、努めていかないけないなと。どうぞ職員の皆様、お体を大事にして職務遂行されますことを願って私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。    (鈴立議員 一般質問席 降壇) 226 ◯ 議長(久枝邦彦君)  以上をもちまして鈴立議員の一般質問を終結いたします。  以上で本日の日程を終了いたしましたので、本日はこれにて散会いたします。
          午後3時17分 散会 ───────── ◇ ───────── この会議録の全ての著作権は松浦市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (C) MATSUURA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....